ポイントは「積んでいる荷物!?」 ガソリン節約のための「心がけ」 とは “エコドライブ”が燃費向上につながる!?
ガソリン価格の高騰が続いており、少しでも節約したいと考えている人もいるでしょう。ではガソリン代を節約するためにはどういったポイントに気をつけると良いのでしょうか。
少しでもガソリン代を節約するために! 気をつけたい「心がけ」とは
ガソリン価格の高騰が続いており、SNSでは「ガソリン高い」「ガソリン満タンの価格…きつい」などユーザーの悲鳴が聞かれます 。
このため少しでもガソリン代を節約したいと考えている人も多いかもしれません。
ではガソリン代を節約するためのポイントはあるのでしょうか。
警察庁、経済産業省、国土交通省、環境省で構成されているエコドライブ普及連絡会は、「エコドライブ10のすすめ」を策定しています。
エコドライブは、ガソリン代の節約のほか燃料消費量やCO2排出量の削減、さらに交通事故の削減などにつながるといいますが、どういったことに気をつけると良いのでしょうか。
まずひとつ目に、エコなドライブを心がけるきっかけとして「自分の燃費の把握」が挙げられています。
所有車の燃費は、クルマに備わる燃費計のほか燃費管理などのエコドライブ支援機能を使うことで把握が可能です。
燃費計がついていない場合は、給油時に毎回トリップメーターをリセットし、給油量と走行距離を照らし合わせて確認することで目安にできます。
自身のクルマの燃費を把握した上で、気をつけたいポイントとして、運転操作を意識することが推奨されています。
例えば急加速や急ブレーキなど「急」のつく操作はガソリンを消費しやすいため、滑らかな加速や、エンジンブレーキを活用した減速が効果的です。
エコドライブ普及連絡会では、急加速をしようとアクセルを踏み込むと、エンジンの回転数が上がりそれだけガソリンを消費するため、発進時は5秒で時速20kmに達する程度を目安に、穏やかにアクセルを踏むことが推奨されています。
また信号が変わるなど、事前に停止することが分かっているケースの場合。
早めにアクセルから足を離すことでエンジンブレーキが作動し、2%程度の燃費改善につながるといいます。減速するときや坂道を下るときにもエンジンブレーキの活用は効果的といえます。
さらに、前のクルマとの車間距離が近すぎると、ムダな加速と減速が増え、市街地では2%程度、郊外では6%程度も燃費が悪化するといいます。
交通状況に応じて速度変化の少ない、一定の速度で走る心がけもエコドライブにつながるポイントといえるでしょう。
このほか、ドライバーのなかにはクルマにさまざまな荷物を積んだ状態で運転しているという人もいるかもしれません。
しかしこの積んでいる荷物が影響で燃費悪化を生み出しているケースがあるといいます。
省エネ推進事業などを受託している省エネルギーセンターが、排気量2000ccのセダンを用いて積載重量増加による燃料消費量の悪化状況について実験したところ、110kgの荷物を載せて走ると市街地で3.4%、郊外で5.4%、高速道路で3.3%も燃費が悪化するという結果が出ています。
さらに270kgの場合は、市街地で8.3%、郊外で10.6%、高速道路で6.2%の燃費悪化という結果に。
クルマは重くなることで走行抵抗が大きくなり、燃料消費量が増加します。このため、余分な荷物を降ろして運転することで燃費悪化を防ぐことができるといえます。
クルマにゴルフバッグやアウトドア用品などを載せたままにしている人はそのままにせず、こまめに降ろすよう心がけるほうが良いでしょう。
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このほか、タイヤの空気圧チェックやムダなアイドリング、エアコンも使用しすぎないように心がけることでムダなガソリン消費をしないほか、CO2排出量を減らすなどエコドライブな心がけにつながります。
小さな心がけといえますが、ひとりひとりが日々意識して習慣にすることで、ガソリン代節約だけではなく少しでも地球温暖化防止につながる運転といえるでしょう。
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