「ついうっかり!」車の燃料警告灯がついたらどうする!? 「まだイケる」は絶対ダメ!「ガス欠」を未然に防ぐ方法とは

クルマの「燃料残量警告灯」(エンプティランプ)が点灯した場合、ガス欠するまであと何キロ走ることができるのでしょう。万が一クルマが止まってしまった場合の対処法なども紹介します。

燃料残量警告灯がついたあとも走り続けたら「どうなる!?」

 クルマに乗っていると「燃料残量警告灯」(エンプティランプ)を目にする機会があるでしょう。
 
 これは、文字通りガソリンの残量が少なくなると、ドライバーに警告を与えるために点灯するものです。
 
 では、燃料残量警告灯がついたら、ガス欠するまであと何キロ走ることができるのでしょうか。

燃料残量警告灯がついたあとも延々と走り続けることだけは「絶対に」避けましょう(写真はイメージ)
燃料残量警告灯がついたあとも延々と走り続けることだけは「絶対に」避けましょう(写真はイメージ)

 オレンジ色の燃料残量警告灯が点灯後、周りにガソリンスタンドが見つからなくて、不安を抱えながら運転したことは、クルマに乗る人ならば一度は経験があるかもしれません。

 点灯するタイミングは車種によって異なりますが、すぐには止まらないだろうと運転を続けていると最悪の場合、路上停止の危険性があります。

 燃料残量警告表示が点灯し、ただちにクルマが止まってしまうことは滅多になく、多くのケースで平均50キロ前後の距離が走行可能といわれています。

 ただしその数字は、あくまでも平均値でしかありません。

 まず車種によって燃費が異なります。そのうえ、同じクルマでも乗車している人数やクルマの走行距離、速度、渋滞や信号停止の頻度、天候、道路の勾配の有無といった走行環境によって、停止するまでの距離は大きく変わってきます。

 なかでも高速道路では燃料の消費が早いうえ、万が一停止してしまった時のリスクもとくに大きいのでひときわ注意が必要です。

 また一般道でも勾配のきつい山間部などでは同様のリスクがあります。

 もし燃料残量警告が点灯したら早めの給油をおこなうのは当然として、そもそも慣れない土地や郊外の高速道路などの走行をする際は、あらかじめ燃料には特に余裕をもって走行するようにしましょう。

 それでは、燃料残量警告が点灯してからそのまま走行を続けるとどうなるのでしょうか。

 まず、徐々にクルマに異変が起き始めます。

 アクセルの効きが悪くなったり、異音を感じたりするようになりますが、それらの兆候を無視してさらに走行を続けると、燃料の供給が終わりエンジンがストップするという最悪の事態になります。

 突然路上で停止してしまうとほかの通行車両の迷惑になるうえ、車道のど真ん中に停止したままでは後続車などに追突される危険も伴います。

 ガス欠に限らず、クルマの異変を察知したら、迅速に対処しましょう。

 クルマが止まってしまいそうな場合、もしくは止まってしまった場合にまず取るべき行動は、クルマを路肩へ安全に移動させることです。

 そのうえで、周囲に異常を知らせましょう。

 高速道路や自動車専用道路はそもそも駐停車禁止となっています。

 ガス欠で万が一路肩に停止させてしまったら、危険防止のため三角表示板を車両の後方に設置する義務があります。

 あわせて発煙筒で後続車に危険を知らせたり、ハザードランプを点灯させるのも忘れないようにしましょう。これは一般道でも同じことがいえます。

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1件のコメント

  1. ニュートラルにしただけでは押している最中にハンドルロックが掛かってしまうと思うんだが。

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