「エアコン効いてないかも?」 夏前に必ず確認したい「カーエアコン」 故障を見極める方法とは
毎年6月になれば、気温が上がり暑さを感じる季節になってきます。夏を目前に控え、カーエアコンを使用する機会も増えてきています。そんなカーエアコンですが「冷たい風が出てこない」「車内がなかなか冷えない」など「故障?」と不安になることもあるかもしれません。カーエアコンの故障を確認する方法はあるのでしょうか。
クルマのエアコンが故障!? 確認方法は?
梅雨から初夏に掛けて、平均気温が上がってきます。そうしたなかで車内を快適にするためにもカーエアコンを使用する機会も増えてきました。
そんなカーエアコンですが、「冷たい風が出てこない」「車内がなかなか冷えない」など「もしかして故障?」と不安になることもあるかもしれません。
カーエアコンが本当に故障してしまっているのかどうか、確認する方法はあるのでしょうか。
故障を疑う前に確認する必要があるのが「A/C」スイッチです。
「A/C」スイッチはエアコンと送風モードの切り替えをおこなうスイッチなので、送風モードにあたる“オフ”になっていた場合、そもそもエアコンは作動していません。
よって故障を疑う前には、まず最初に「A/C」スイッチがオフになっていないか確認してみましょう。
では、「A/C」スイッチがオンの状態でエアコンが効いていないと感じた場合に考えられるエアコンの故障の原因と、その確認方法には、どのようなことが挙げられるのでしょうか。
カー用品を取り扱っているオートバックス広報担当者は「現在販売されているクルマではあまり見られませんが、エアコンのガス漏れは故障の原因のひとつです。ガス漏れすることによってエアコンの空気が冷えなくなることがあります」といいます。
エアコンガスとは、冷風を生成するのに欠かせない物質となっており、ガスの液体が気体になる際に周囲の熱を奪うことによって、吹き出し口から出る冷たい空気をつくっています。
なお、前出の担当者は、エアコンガスの漏れについて以下のように説明を続けます。
「エアコンのガス漏れは、くだ(ガスの通り道)に穴が空いていることも考えられ、毎年当店を訪れてガスを注入する人も見られます。
しかし、くだに穴が空いたままだと結局ガスは漏れてしまいます。そのため部品交換をしていただくといった、根本的な修理をおこなう必要があります」
ガスが不足しているかどうかは、エンジンルームのなかにエアコンガス用の覗き窓(サイトグラス)があれば、その場で簡易的に確認できます。
エアコンが動いているときに、泡が白く濁っている状態ならガス不足で、透明で大きな泡が浮いている状態ならガス詰まりの可能性があります。
なお、エアコンガスですが、補充周期は約8年ほどとなっており、ガスを補充してから5年未満などの短い期間でカーエアコンの効きが悪くなったのであれば、どこかからガスが漏れている可能性が考えられます。
コメント
本コメント欄は、記事に対して個々人の意見や考えを述べたり、ユーザー同士での健全な意見交換を目的としております。マナーや法令・プライバシーに配慮をしコメントするようにお願いいたします。 なお、不適切な内容や表現であると判断した投稿は削除する場合がございます。