年収200万円の若者はクルマを買うのか? 人気軽自動車で購入プランを考えてみた!

若者は「サブスク」ならクルマを買うのか?

 最後の選択肢は、残価設定ローンや個人向けリース(サブスク)です。これらは、厳密にいえば「購入」ではないため資産とはなりませんが、事実上は自分のクルマとしてほぼ自由に利用することができます。

 N-BOXの場合、残価設定ローンを利用すると3年ローン(36回払い)では月々の支払額がおよそ2万5000円ですが、5年ローン(60回払い)ではおよそ1万9000円となり予算内におさめることができます。

 また、ホンダのサブスクプランである「ホンダ マンスリー オーナー」では、月額2万9800円からN-BOXを利用することが可能です。

 若干予算オーバーではありますが、この料金のなかには車両価格以外にも、基本的なメンテナンス代や車検代、自動車保険の費用や税金まで含まれているため、トータルでは予算内におさまるといえます。

 たしかに、現金一括で購入するほうがトータルの支出は安く抑えられ、資産とすることもできます。

 しかし、お金が貯まるまでの時間が長く掛かることや、クルマを所有すると、車検やメンテナンス、税金などについても自身で考えなければならないという側面もあります。

 その点、シンプルな料金設定のサブスクは、基本的に予算に合致するかどうかだけを考えれば良いため、非常にわかりやすい仕組みといえます。

 ただし、今回紹介した通常のローンや残価設定ローン、サブスクには審査が必要となる点は注意が必要です。

ホンダのサブスク「Honda マンスリーオーナー」(公式サイトより)
ホンダのサブスク「Honda マンスリーオーナー」(公式サイトより)

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 現代の若者は「タイパ(タイムパフォーマンス)」を重視するといわれています。

 フードデリバリーサービスが浸透した背景には、多少のコストを支払ってでも、料理や外食に割く時間を削減し、空いた時間を有意義なことに使うという、若者の価値観があるといわれています。

 つまり「できるだけ支払いを少なくすること」ではなく「時間を得るためにお金を使うこと」を重視しているといえます。

 そうした価値観においては、決められたお金さえ支払えば、クルマをほぼ自由に使えるサブスクのほうがマッチしているのかもしれません。

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Writer: Peacock Blue K.K.

東京・渋谷を拠点とするオンライン・ニュース・エージェンシー。インターネット・ユーザーの興味関心をひくライトな記事を中心に、独自の取材ネットワークを活用した新車スクープ記事、ビジネスコラム、海外現地取材記事など、年間約5000本のコンテンツを配信中。2017年創業。

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