ホンダ新型「オデッセイスポーツ」発表! 全長5m超の黒顔ミニバンを米で発売! 日本のギラ顔「アルファード」達と異なるデザインとは

米国ホンダは、ブラックで統一されたフロントマスクを持つ新型「オデッセイスポーツ」を発表し話題を呼んでいます。日本のトヨタ「アルファード」などとは異なるフェイスデザインですが、新たなトレンドとなるのでしょうか。

新型オデッセイの「ブラックフェイス」は次のトレンドになる!?

 2022年5月12日にホンダの米国法人(米国ホンダ)は、「オデッセイ(2023年モデル)」にブラックフェイスの「スポーツ」を追加したことを発表しました。
 
 日本ではトヨタ「アルファード」などのギラついた迫力のあるフェイスデザインが支持されていますが、今後トレンドは変わっていくのでしょうか。

ホンダ 新型オデッセイ スポーツ
ホンダ 新型オデッセイ スポーツ

 ホンダ 新型 オデッセイスポーツは、グリルやモール,ランプまわりのすべてを黒の加飾で引き締めたクールなスタイルを採用しています。

 生産も米国でおこなわれる北米専用の大型ミニバンで、ベースの通常モデル自体も日本仕様のオデッセイとは異なります。

 気筒休止機構を備えた3.5リッター V型6気筒エンジンと10速オートマチックトランスミッションを組み合わせ、最高出力280馬力のハイパワーさと低燃費性能を兼ね備えています。

 通常モデルに備わるメッキモール類を、新型“スポーツ”ではグロスブラック(つやのある黒色)仕上げに統一したことで、名称のとおりスポーティなイメージに変えています。

 メタリックやパールを含まない「ソリッドカラー」の風合いを持つ、ホンダ独自のクールなカラー「ソニックグレー・パール」との相性も抜群です。

 ホンダはこれまでも、いわゆる“派手なドヤ顔”のフロントマスク推しに否定的なスタンスをとっていました。

 2020年11月にマイナーチェンジを実施した日本国内向けのオデッセイは、フロントグリルのサイズこそ大幅に拡大したものの、メッキの面を細くし光沢の輝きも抑えたことで、派手さを控えたデザインとしました。

 2022年5月26日にフルモデルチェンジを控える新型「ステップワゴン」も同様で、バリエーション別に2タイプ用意されるフロントデザインは、いずれもシンプル路線を推し進めています。

 ステップワゴンのライバルで、2022年1月にフルモデルチェンジしたばかりのトヨタ「ノア」「ヴォクシー」が、共にアルファード同様の派手なドヤ顔路線を継承するのとは、やはり対照的といえるでしょう。

※ ※ ※

 北米や中国、韓国などで販売される大型ミニバン「シエナ」は、大開口部を持つグリルデザインこそ豪快ですが、メッキ装飾は最小限に抑えられています。とくにスポーティグレード「XSE」はメッキ加飾を極力なくしたモデルです。

 実のところ、今回発表された新型オデッセイ スポーツは、このシエナ XSEを仮想敵として誕生したのでは、と推察されます。

 ただし、前述の通り、新型オデッセイ スポーツはさらに徹底してメッキを排除したことで、その特色を際立たせたのです。

 エッジの効いたブラックフェイスが新たなミニバンのトレンドを生み出すことになるか、北米での販売競争に注目が集まります。

ホンダ・オデッセイ のカタログ情報を見る

【画像】時代はドヤ顔よりもクール顔! 生まれ変わったホンダ 新型オデッセイの写真を見る(20枚)

【2023年最新】自動車保険満足度ランキングを見る

画像ギャラリー

新車不足で人気沸騰! 欲しい車を中古車でさがす ≫

【NEW】自動車カタログでスペック情報を見る!

最新記事

コメント

本コメント欄は、記事に対して個々人の意見や考えを述べたり、ユーザー同士での健全な意見交換を目的としております。マナーや法令・プライバシーに配慮をしコメントするようにお願いいたします。 なお、不適切な内容や表現であると判断した投稿は削除する場合がございます。

ゆうたろ へ返信する コメントをキャンセル

3件のコメント

  1. ホンダにしてはちょっとどんくさいけど、トヨタのドヤ顔を早くやめさせるにはいい刺激かも。

  2. アメリカ向けだから、現地の人に好まれやすいデザインにしたのでしょう。メッキ加飾全盛の日本で、このデザインでそのまま売ることはまずないでしょう。

  3. ホンダ党だけどこのおぞましいデザインはねえなー。
    まあ日本じゃ売らないだろうからいいけどさ。

メーカーからクルマをさがす

国産自動車メーカー

輸入自動車メーカー