「年収100万円」で買えるクルマはある? 田舎の移動には必須! 頑張って新車を手に入れる手段を考えてみた!
いま話題の「サブスク」なら、年収100万円でも新車に乗れる?
故障やメンテナンスという点では、新車のほうが安心できることは間違いありませんが、そもそも年収100万円程度で新車に乗ることは可能なのでしょうか。
月に2万円を車両購入にあてた場合、前述の例だと3年ローンなら60万円程度、5年ローンなら100万円程度が上限額となります。
ただ、2022年5月現在、新車価格が100万円以下のクルマというのはほとんど存在せず、ダイハツ「ミライース」、スズキ「アルト」、スズキ「エブリイ」とそのOEM車程度です。
では、年収100万円でそれ以外の新車に乗れないのでしょうか。
近年、各自動車メーカーや自動車関連企業が力を入れている「個人向けカーリース」を利用すれば、わずかに光は見えてきます。
「クルマのサブスク」などと呼ばれることもある個人向けカーリースの基本的な仕組みは、希望する車種を自動車メーカーや企業がユーザーに代わって購入し、それを月額を払って借り受けるというものです。
月額費用には、車両価格に加えて、オプションの費用や各種税金、基本的なメンテナンス費用などが含まれるのが一般的で、プランによっては車検費用や任意保険料なども含まれる場合があります。
一方、あくまでクルマを借り受けている状態であるため、契約期間終了後は返却する必要があります。
また、走行距離や車両の状態に関しても一定の制限があり、年間数万kmレベルで走行する人や、カスタムやチューニングを楽しみたいという人には向きません。
このように、新車や中古車の購入と異なりますが、月々の費用がほぼ一定かつ、大きな初期費用が必要ないというのが大きなメリットです。
月々の費用を見ると、例えばトヨタ(KINTO)が提供する「KINTO」の場合「ルーミー」や「ライズ」、「アクア」といった人気車種がプランによって3万円から4万円程度の月額費用でリースすることができます。
また、ホンダの「Honda マンスリーオーナー」では、「N-BOX」や「N-WGN」といった人気の軽自動車が月額2万9800円から3万9800円、「フィット」などのコンパクトカーが月額3万9800円から4万9800円でリースすることが可能です。
新車や中古車を購入する場合と異なり、この月額費用以外でユーザーが支払うのは基本的にはガソリン代や駐車場代程度です。
利用できる100万円以下で購入できる新車と比べて装備も充実しているため、不便を感じることはそれほどないでしょう。
ただ、リースはローン同様に審査があります。一般的には、学生や主婦/主夫は審査に通りにくいといわれていますが、与信状況によっては審査に通る事例もあるようです。
また、保証人を立てることで、審査に通る可能性は格段に上がるといわれています。
実際のところ、審査に通るかどうかは申込みをしてみなければわかりません。
過去に金融事故などがなければ、審査に通る可能性も十分にあるため、支払いのめどが立っているなら、思い切って申込みをしてみるのが良いかもしれません。
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もちろん、少ない収入でクルマを手に入れるにはそれなりのリスクが伴います。
また、無闇にローンを組むことも推奨できません。ただ、お金がなくても、工夫すれば楽しいカーライフを送れる可能性は十分にあります。収入が低いからといってあきらめずに、さまざまな選択肢を検討することが重要です。
乗るのが1人で良い場合は電動小型モビリティーという手もあるよ。電動なので電気代しか掛かりません。ガソリン代と車検費用が無く、税金も安いです。その代わり、自動車専用道路と高速道路も利用できません。
問題は通勤と買い物のみか、それなりにレジャーにも利用したいのか、誰かと一緒に乗りたいのかなどの場合ですね。道路を選ばず2人まで乗れれば良いとなると軽トラも候補に入るでしょう。荷物も詰めますからレジャーにも使えます。軽トラの場合は売りに出されている物の年数が古かったり彼方此方傷んでいる可能性もありますが、稀に程度の良い中古車を大量展示している店もあります。