「中部縦貫道」2022年度延伸! 大野油坂道路のうち約20kmが開通 進む中京圏~北陸の「東西軸」整備
国道158号「大野油坂道路」の一部区間が、2022年度に開通する予定です。この道路は中部縦貫道の一部ですが、どのような計画なのでしょうか。
大野油坂道路の大野IC~和泉IC(仮称)間が開通へ
松本市(長野県)と福井市(福井県)を東西に結ぶ中部縦貫道のうち、福井県内で建設が進む「大野油坂道路」が、2022年度に一部開通する予定です。
2022年3月25日、国土交通省近畿地方整備局が2022年度の予算概要を公表しました。
このなかで大野油坂道路の大野IC~和泉IC(仮称)間は、2022年度に開通する予定としています。
大野油坂道路は国道158号のバイパスで、中部縦貫道を構成する地域高規格道路(自動車専用道路)の一部でもあります。
すでに開通している永平寺大野道路と油坂峠道路と接続し、これらの道路とともに北陸道と東海北陸道を東西につなぎます。
この整備により、中京圏~北陸の新たなルートになるほか、首都圏~福井の最短ルートとしても期待できます。
大野油坂道路の計画延長は35.0kmで、そのうち、2022年度に開通するのは、永平寺大野道路の終点である大野ICから、JR九頭竜湖駅に近い和泉IC(仮称)までの区間19.5kmです。
具体的な開通時期については、トンネルの掘削状況を踏まえて今後精査されます。
なお、大野油坂道路の和泉IC(仮称)から油坂峠道路までの15.5kmの区間は、2022年度以降も工事を継続し、2026年春に開通予定です。
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