1km＝16円の「距離料金」とは？

　6時間以内の利用には距離料金は不要ですが、6時間を超える利用では「利用開始時から」の走行距離に対して距離料金が課金されます。

　また、タイムズカーで設定されている「ナイトパック」（18時から翌朝9時までの15時間が一律料金となり、ベーシッククラスなら15時間2640円で利用可能）においても利用開始時からの走行距離に対して同様に1km＝16円の距離料金が加算されます。

　距離料金とは、要するに実質的なガソリン代となります。

「距離料金はカーシェアの受益者負担の考えで合理的な仕組みだと思います。

　レンタカーでよくあるガソリンの満タン返しが不要で、ガソリンの価格に左右されることなく移動のコストを簡単に計算できる点においてメリットが大きいですね。

　6時間以内の利用は距離料金が無料になりますが、長距離の旅行などでは鉄道や飛行機を利用して、現地でカーシェアを借りるなどすることで、ガソリン代の節約が可能となります」（朝倉明夫氏）

　6時間以上の利用の場合、距離料金が1km走るごとに16円掛かるので、100km走れば1600円、200kmなら3200円の距離料金が時間料金に加わります。

　なお距離料金は前述したように「利用開始時からの走行距離」に対して課金されるので要注意です。

　なお、距離料金はタイムズカーの場合、EV（日産リーフ）でも同様に1km16円が掛かりますが、日産自動車が展開する「e-シェアモビ」や、小田原・箱根発の電気自動車カーシェアリング「eemo」などEV専門のカーシェアサービスでは、距離料金を無料にしているところもあります。

　ところで、昨今のガソリン代の高騰によって今後、距離料金も高くなることがあるのでしょうか。

　タイムズカーを運営するパーク24に聞いてみたところ「現状、（ガソリン代高騰による）価格変更についてはとくに予定しておりません。」との回答を頂きました。当面は距離料金の値上げはなさそうです。

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　なお、カーシェアで給油する場合、車内に備えられた専用の「給油・洗車カード」を利用して指定のガソリンスタンドで給油します。

　給油をした場合は30分程度が無料になったり、クーポンが付与されたりの特典が得られます。（ガソリン残量が半分以下の場合など給油条件に制限がある場合も）

　ちなみに、シェア車両用の給油カードを使ってシェア車両以外に給油した場合は、犯罪となりますので絶対にやってはいけません。