「グリルレスでも格好いい」日本初の中国EV乗用車「e6」販売開始! 導入第一号は京都のタクシー会社? BYD「e6」とはどんなクルマ?
日本向け初の中国製乗用車EV「納入第一号」は京都の都タクシー
そして2022年1月。BYDジャパンはついに日本国内では初となる乗用車タイプのEV「e6」の販売を開始しました。
航続距離522km(WLTC市街地モード)で荷室容量は580リットル、実用性に優れたe6は2017年に発表された「宋 MAX」というワゴンを元に、ホイールベースを15mm延長させ、装備を簡素化させた仕様となっています。
なお、現在のe6は2代目のモデルとなっており、初代e6は2009年に発表されています。
初代e6は発表以来、BYDのお膝元である深センをはじめ、香港やマカオ、シンガポールなど、世界各国の都市にてEVタクシーとして採用されてきました。
今回日本で発売された2代目e6もすでに深センなどでタクシーとして採用されており、旧型よりも大幅に向上した航続距離などはタクシーというシビアな運行環境において大きな強みとなってくれそうです。
2代目e6は初代と比較し、あらゆる面で進化しています。まずボディサイズの比較ですが、初代は全長4560mm×全幅1822mm×全高1630mmであったのに対し、2代目は全長4695mm×全幅1810mm×全高1670mmと、若干ですが大きくなっています。
これに伴い、車内空間はより広く、そして荷室容量は450リットルから580リットルへと拡大され、乗員の快適性と荷物の搭載量においても大幅な向上を実現。
バッテリーは71.7 kWhリン酸鉄リチウムイオンバッテリーを搭載。「ブレードバッテリー」と呼ばれるBYDが独自で開発したバッテリーは、複数個の「刀」形状のセルで構成されています。
その最大の特徴はなんといっても安全性の高さで、バッテリーの安全性を実証する「クギ刺し試験」では発火はおろか、発煙すら確認されることなく、表面温度は30度から60度とどまっています。
なお、BYDジャパンによるとe6は自治体・法人向けの純電気自動車として販売されており一般販売の予定はないそうです。
そして、この度発売されたe6を初めてタクシー車両として導入決定したのは京都・都タクシーです。
すでに2021年2月からBYDのM3eを実際にタクシーとして使用している同社では新型e6に大きな期待を寄せており、都タクシーの代表取締役社長・筒井基好氏は次のように話しています。
「はじめてみたときは『クルマがハードになった』という印象でした。
タブレットひとつ載っているだけで運転席の構成は至極シンプルなものでした おそらくソフトウェアをアップデートすることにより機能を高めていくということなのかなと。
極端な話、自動運転プログラムをダウンロードするだけで、実現できてしまうのではないでしょうか(諸問題はあるでしょうけど、機能としては達成できそうです)
『ガラケーからスマホ』そんな印象がありました。
見た目も日本車と遜色ありません。M3eはよく見るタイプのワンボックスですが、e6はBYDらしい個性がでてきたな、と思いました。
高級感も漂っていて日本車にないデザインは面白そうです。日本人にウケるかどうかはわかりませんが、“世界”をちょっとみてみよう。そんな気持ちで導入を決めました」
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タクシー用として日本第一号となるe6は現在、自動ドア取り付けの作業をおこなっているとのこと。
日本で使うには欠かせない自動ドアを備えたe6。こちらも電気バス同様、全国のタクシー会社で採用が進むかもしれません。
乗りたくないなぁ。デザインはともかく、中国製の自動車は安全性が信頼できない。
グリルの部分だけ見て、あ、SONYのポータブルラジオじゃん。と思った。