なぜドアノブで「バチッ」と来る? 冬の恐怖の静電気! 仕組み&対策とは?

クルマのドアノブを触って「バチッ」としたことがある人は多いかもしれません。静電気はなぜ冬に発生しやすいのでしょうか。

寒い時期にいきなり「バチッ」 恐怖の静電気はなぜ起こる?

 寒い時期にクルマのドアノブを触って「バチッ」と痛い経験をしたことがある人は多いかもしれません。
 
 静電気はなぜ冬に発生しやすいのでしょうか。

なぜ冬は静電気が発生しやすいのか?
なぜ冬は静電気が発生しやすいのか?

 日本では、毎年12月頃から3月頃にかけて気温が低い日が続きます。

 気温が低下すると空気が乾燥しがちですが、こうした冬の時期には「静電気」が多く発生します。

 自宅の玄関やクルマのドアノブなどを触る際に「バチッ」と痛い経験をしたことがある人も多いでしょう。
 では、静電気はどういった仕組みで発生しているのでしょうか。

 静電気はふたつの物質が触れ合ったり、離れたりする際に、その原子間を電子が移動することで発生しています。

 原子はもともと陽子(+)と電子(ー)が含まれた、帯電状態となっています。

 帯電は、陽子と電子の個数が同じ「中和状態」であればとくに問題ありませんが、物質が触れ合ったり、離れたりすることでそのバランスが崩れることもあります。

 バランスが崩れると個数をそろえる動きが生じ、不要な陽子または電子は空気中の水分を通じて放電され、その際に静電気の「バチッ」が発生します。

 あらゆる電子機器の開発・製造をおこなっているキーエンスによると、静電気は相対湿度65%以下の時に発生しやすく、それ以上の場合には、発生しにくいといわれています。

 また、相対湿度が65%以上のときに発生しても自然に空気中に放電されるといいます。

 つまり、空気が乾燥しがちな冬は通常、空気中の水分を伝わって放電されるはずの帯電した電気が、空気中に放電されにくくなっています。

 これは人間の身体も例外ではなく、冬の時期は電気を溜め込んでしまいがちです。

 ただ、物質がバランス取る働きは継続しておこなわれるため、電気を通しやすい金属などに触れると一気に電気が流れ、大きく放電します。

 このため湿度の低い日に、身体に偏った帯電がある人が、その状態でクルマのドアノブなどの金属パーツに触れてしまうと、大きく「バチッ」と静電気が発生します。

 さらに、冬は湿度が低いことはもちろん、コートやマフラー、手袋など、身体と触れ合うものも多いことから、帯電しやすくなっています。

【画像】ガソリンスタンドで触る黒いシートで静電気対策を!画像で見る!(7枚)

まさか自分のクルマが… 高級外車のような超高音質にできるとっておきの方法を見る!

画像ギャラリー

1 2

【NEW】自動車カタログでスペック情報を見る!

新車不足で人気沸騰! 欲しい車を中古車でさがす

最新記事

コメント

本コメント欄は、記事に対して個々人の意見や考えを述べたり、ユーザー同士での健全な意見交換を目的としております。マナーや法令・プライバシーに配慮をしコメントするようにお願いいたします。 なお、不適切な内容や表現であると判断した投稿は削除する場合がございます。

1件のコメント

  1. どこの記事コピペしてきたか知らんけど
    帯電と放電の定義が出鱈目ですねぇ

メーカーからクルマをさがす

国産自動車メーカー

輸入自動車メーカー