「ホイールの汚れ」をどうにかしたい! 上手に洗う方法や汚れにくくする対策はある?
洗車でホイールを最初に洗うってホント?
ホイールに付着したブレーキダストを手際良く洗う方法はあるのでしょうか。都内の中古車販売店の店長に聞いてみました。
「昔は『洗車は上から下へ』というのが通説でしたが、キレイになったボディにホイールの汚れを付着させたくないということを考えると、ホイールを最初に洗います。
スチール成分が含まれた汚れは、油が混ざったかなり強力な汚れです。このダストを溶かす専用洗剤も販売されていますが、成分が強力で一定時間放置できないことを考えると通常のカーシャンプーでも十分でしょう」
注意したいのは頑固な汚れを落とすべくゴシゴシと力を入れすぎないことです。ホイールは傷が付きやすいことから、洗車キズやこすりキズなどが付かないように、洗剤を十分泡立てて汚れを浮かせるように洗うのが良いそうです。
「最近のホイールはかなり複雑な形状をしているものもあり、雑巾やクロスなどでは手が届かない箇所も多いです。
無理に手を突っ込むと怪我してしまうこともあるので、そんなときはタイヤやホイール専用ブラシなどを使うと効率良く作業できると思います」(中古車販売店 店長)
もうひとつ、忘れてはいけないのが洗浄後です。ボディは水分を拭き取るのに、ホイールはそのまま放置する人も多いといいます。全体を洗車したあとは、ホイールに残った水分も忘れずに拭き取りましょう。
「裏技として、ボディに使用しているコーティングをホイールにも施工しておくと、ダストなどの汚れも落としやすくなります」(中古車販売店 店長)
キレイに洗ってもホイールの汚れが気になる、もう少しダストを減らしたいというのであれば、低ダストタイプのブレーキパッドに交換するという方法もあります。
たとえば輸入車でも国産の低ダストタイプのブレーキパッドに交換しても良いのでしょうか。
「確かに低ダストタイプのブレーキパッドに交換すれば、ホイールの汚れはだいぶ軽減されると思います。
ブレーキパッドの価格にもよりますが工賃込みで5万円から6万円、ローターまで交換すると10万円からといったところでしょう。
ただし、それだけの予算を使って高速域での制動力をスポイルしてしまうのは、ちょっともったいない気もしますが」(中古車販売店 店長)
セミメタル素材のブレーキパッドやブレーキローターを採用している輸入車の場合、パーツの交換タイミングも早く、5万km程度が交換時期となります。
対して国産のNAO素材のブレーキパッドは10万kmと約2倍の耐久性があり、トータルで考えると非常に悩ましい部分となっています。
「あえてまだ使えるブレーキパッドを交換する必要性はないけれど、車検や整備点検で交換すべきタイミングになったら、低ダストタイプにしてみてもいいかもしれません。
ただし、かなりブレーキの効きやフィーリングが変化するので、慣れるまでは注意して運転してください」(中古車販売店 店長)
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ホイールが汚れるということはそれだけブレーキが効いている証でもありますが、汚れが気になるようであれば、こまめなお手入れが欠かせません。
費用や労力などを考えると、専用ブラシで定期的に洗浄し、ボディと一緒にコーティングまでしておくのがもっとも手軽な対処法といえそうです。
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