サイズが合えばOK? 装着時の最高速度は? 車のタイヤチェーン「誤解しがち」な5つのポイント
チェーン装着時の高速道路でのスピードは? 関越トンネルではどうする?
4:チェーンを装着したら、高速道路は普通の速度で走って良い?
一般的に降雪時は通常時より制限速度が低く設定されていますが、タイヤチェーンそれぞれにも最高速度がメーカーにより設定されています。
そのためチェーン装着時は、高速道路でも速度制限にかかわらず、そのタイヤチェーン指定の最高速度内で走行する必要があります。
タイヤチェーンの指定の最高速度を超えてスピードを出すと、遠心力でチェーンがタイヤから離れる方向へ膨らみ、ボディに当たって切れたり、ボディや足回りのパーツが破損したりする恐れがあります。
そして最悪の場合、交通事故を起こす原因にもなるため、タイヤチェーン指定の最高速度は厳守する必要があります。
昔からあるベーシックな取り付け方法の金属チェーンは、最高速度が30km/hに設定されているものが多く、その場合には、比較的ハイスピードで走るスタッドレス装着車と並走する高速道路はあまりおすすめできません。
タイヤにフィットするタイプの金属チェーン、非金属チェーン(エラストマーやゴム、ネットタイプ)の最高速度は50km/hに設定されているため、高速道路での使用に適しています。
しかしそうはいっても、夏タイヤの感覚で高速道路を走るとあっという間に50km/hを超えてしまったり、下り坂などで気が付かないうちに速度制限を超えてしまったりすることがあります。
そのため、クルマにクルーズコントロールが付いている場合は、タイヤチェーン指定の範囲内でスピードを設定することもおすすめです。
5:雪が積もっていない関越トンネルは、チェーンを外す?
タイヤチェーンは、積雪路を走るために作られています。そのため、ほとんどのタイヤチェーンの説明書には、乾燥路ではチェーンの寿命が短くなるため取り外すよう書かれています。
エラストマーやゴム製の非金属チェーンなどは、乾燥路をある程度走っても大丈夫なように設計されていますが、特にベーシックな金属チェーンだと路面との摩擦で摩耗し寿命を縮めてしまうため、雪や氷がなくなったらチェーンをすぐ取り外す必要があります。
このように積雪時に金属チェーンで走行している際に悩みどころとなるのが、関越自動車道の関越トンネルです。
関東と新潟を結ぶ関越道は、群馬県と新潟県の県境に長い関越トンネルがあります。長さは約11kmで、道路トンネルとしては日本で2番目に長いトンネルです(1位は首都高の山手トンネルで全長約18.2km)。
雪の季節は、新潟県側でチェーン規制がおこなわれており、トンネルを出た所でチェーンを装着する場合が多くあります。群馬県側も積雪があるときは、関越トンネルの前からチェーンを装着するときもあります。
しかし途中にある関越トンネルの中は当然積雪がなく、乾燥路が続きます。このトンネル内では金属チェーンでの走行は禁止です。
そのため、群馬と新潟の両県でチェーン規制があるときは、関越トンネルの前後で脱着を繰り返すことになりますが、寒い中での作業はなかなか辛いものです。
このような場合におすすめなのが、JASAA(日本自動車交通安全用品協会)認定品の非金属タイヤチェーンです。JASAA認定品は、チェーンを装着したまま関越トンネルを走行できるため、寒い中での脱着の苦労や時間を省くことができます。
ちなみにJASSA認定品は、警察庁交通局やJAF(日本自動車連盟)などで構成される「タイヤ滑り止め装置認定委員会」の委員立ち会いのもと各種の実車走行試験をおこない、性能が確認された製品です。各種試験規格をクリアした高性能なタイヤチェーンの目安になります。
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東京都内に住むあるドライバーが年末、金属チェーンを購入して大阪へ帰省することになりました。岐阜県の関ケ原付近で豪雪に遭遇してチェーンを装着しましたが、大阪に着いたときには摩耗で破断。そのため大阪でチェーンを買い直して東京に戻ったという話を聞いたことがあります。
タイヤチェーンが切れてしまう要因はさまざまですが、使うシーンやクルマに合わせてタイヤチェーンをしっかり吟味して選びたいものです。どれが良いのか分からない場合は、カー用品専門店などでスタッフにアドバイスを仰ぐと良いでしょう。
タイヤチェーンには寿命があります。一度使ったチェーンは、傷や破損がないかチェックして、安全なスノードライブを楽しんでください。
>ハイエースの場合、チェーンを冬タイヤに装着する場合は前輪で良いですが、
マジか、FRベースなんだから基本はリアのみチェーンだと思ってた…。
(最低限がリア2輪、ソレでもヤバけりゃフロントにも追加、だと思ってた)
長年雪国に澄んでるけど、まだまだ知らないことがあるのね…。
ハイエースの後ろだけにチェーン巻くことは何度も経験してます。夏タイヤで雪に降られたり、冬タイヤでも雪がいなど、滑ってその場から動けなくなった状態で、前タイヤだけにチェーン巻いても、何の意味もありませんけどね。チェーンを巻くのは基本的に駆動輪です。ハイエースの駆動輪は後ろなので、後ろタイヤだけにチェーン巻いたら、その場から脱出できると思いますが、駆動輪ではない前タイヤだけにチェーン巻いたらよいとか、そんな情報どこで聞いたんでしょうか?デタラメだとしか思えません。
「ハイエースの場合、チェーンを冬タイヤに装着する場合は前輪で良いですが、夏タイヤの場合は4輪に装着することが、タイヤチェーンメーカーによっては推奨されています。」って、ハイエースを販売しているトヨタに確認したんですかね。基本が後輪駆動なのにたとえ冬タイヤであっても、チェーンは駆動輪の後輪だと思います。もし、タイヤチェーンメーカーがそう言ったとしても、トヨタに確認を取ることが必要じゃないんですかね。トヨタに確認もせずに記事にして流布するっていうことが信じられません。こういう薄っぺらいライターがいるのでWEB記事はあまり信用できません。
ハイエースの場合、チェーンを冬タイヤに装着する場合は前輪で良いですが、夏タイヤの場合は4輪に装着することが、タイヤチェーンメーカーによっては推奨されています。と自動車専門誌の専門家が自信を持って書いて居るのですからハイエースに乗る人は記事の通りにするべきです。私がもしもハイエースでチェンを掛けるときは後ろ車輪にチェンを掛けます。
布製チェーンと紹介されている画像ですが、これは紫外線除けのタイヤカバーではありませんか?
ハイエースのチェーン装着方法も不思議です。(@_@)
このたびはご指摘をいただき、誠にありがとうございます。
対応させていただきました。