大雪で突然のチェーン規制! いま注目のオールシーズンタイヤでも通行可能? スタッドレスではどう?
オールシーズンタイヤもスタッドレスタイヤ同様「冬用タイヤ」
多くの人が「チェーン規制」と聞いて想像するのは、「冬用タイヤ規制(すべり止め装置装着規制)」のことでしょう。
この冬用タイヤ規制は、「規制」という呼び方をされていますが、じつは道路交通法上の「運転者の遵守事項」の履行を求めるもので、積雪/凍結路でクルマを運転する場合にタイヤの「滑り止め措置」を講じることをドライバーに求めるものです。罰則規定などはありません。
この「滑り止め措置」の内容は各都道府県公安委員会が規則で定めているため、それぞれ若干違ってきます。
たとえば北海道の場合は、北海道道路交通法施行細則の第12条第2号に「積雪し、又は凍結している道路において、自動車若しくは原動機付自転車を運転するときは、スノータイヤを全車輪に装着し、又はタイヤ・チェーンを取り付ける等滑り止めの措置を講ずること。」と書かれています。
ちなみに東京都の場合は、東京都道路交通規則第8条第6号に「積雪又は凍結により明らかにすべると認められる状態にある道路において、自動車又は原動機付自転車を運転するときには、タイヤチェーンを取り付ける等してすべり止めの措置を講ずること。」とあります。
各都道府県により若干の違いはありますが、おおむね「全車輪に冬用タイヤを装着する」または「おもな駆動輪にチェーンを装着」すれば、滑り止め措置をしているとみなされます。
スタッドレスタイヤはこの「冬用タイヤ」に当てはまります。では、オールシーズンタイヤではどうなのでしょうか。
オールシーズンタイヤには、サイドウオールに「スノーフレークマーク」と「snow」マーク、そして「M+S」マークが表記されています。
スノーフレークマークとは、国際標準化規格認定機関「ASTM」の公式試験で、シビアスノー条件に適合したことを証明した証です。このマークが付いていると冬用タイヤとして認められるので、オールシーズンタイヤはスタッドレスタイヤ同様、冬用タイヤになります。このマークの正式名称は「スリーピーク・マウンテン・スノーフレークマーク」です。
snowマークは、日本において冬用タイヤであることを容易に確認できるものですが、冬用タイヤとしての性能を保証する効力はないといいます。
M+Sマークの意味は、「マッド&スノー(泥&雪)」の頭文字からきています。一般的なスタッドレスタイヤもオールシーズンタイヤも、このM+Sマークが付いています。
ちなみにこのM+Sマーク、ほかにもSUVや4×4用のオールテレーンタイヤ(A/T)やマッドテレーンタイヤ(M/T)などに刻印されていることが多いです。
このA/TやM/Tは、サマータイヤに比べるとスノー路面にも対応しているといいますが、厳密にいえば冬用タイヤではありません。
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まとめると、いま流行の兆しのあるオールシーズンタイヤは、スタッドレスタイヤと同様、冬用タイヤになるため、降雪時の高速道路での「冬用タイヤ規制」でも走行することが可能になります。
ただし、2018年シーズンからはじまった、新たなチェーン規制「チェーン装着車以外通行止め」の場合は、オールシーズンタイヤでも、スタッドレスタイヤでも、チェーンを装着していないと走行することはできません。
1ページ目「これが一般的にチェーン規制と呼ばれるものです。」と「もうひとつ、チェーン規制と呼ばれるものは「チェーン装着車以外通行止め」です。」の文言は文脈がおかしくないか?
オールシーズンタイヤは圧着された平地なら平気ですが坂道は上りませんのでスタックの原因になります
タイヤの履き替えしなくていいと言う横着な人ほど安易に考えるので危険です
お願いします。オールシーズンタイヤで雪道走行するのやめてください坂道では使えません登らない止まらない濡れた雪道は危険です。