駐車を支援する「パーキングアシスト」使ってる?「自分でやったほうが早い」ユーザーの利用実態は?
数多くのドライバーが苦手とするのが「駐車」でしょう。そんな駐車をサポートしてくれる便利な機能として「パーキングアシスト」がありますが、装着車に乗っている人は実際に利用しているのでしょうか。
クルマが自動で駐車してくれる「パーキングアシスト」とは
駐車スペースにキッチリと入れる「駐車」を、苦手だと感じるドライバーが多いようです。
とくに「バック駐車」が多い日本では、後退しながらパーキングスペースに収めるにはそれなりのテクニックと経験が重要ですが、自宅や行き慣れた場所の駐車場でも、ついうっかり擦ってしまったという経験がある人もいるのではないでしょうか。
そんな苦手な人が多い駐車をサポートしてくれる機能として装着車が増えているのがパーキングアシスト機能です。
現在は車種やメーカーによってアシストする領域が異なっているのですが、実際はどのような機能なのでしょうか。
パーキングアシスト機能は、クルマの車載カメラなどで駐車スペースを感知し、駐車スペースにスムーズに駐車できるように運転をアシストしてくれる機能です。
アシストする領域で大まかに3種類に分類することができます。
●ステアリング操作のみ自動制御
現在のパーキングアシスト機能でメインとなっているタイプです。駐車したいスペースを指定し、パーキングアシストのスイッチを押してスタートします。
シフト操作やブレーキ操作は音声案内に従い運転手がおこないますが、ステアリング操作を絶妙な角度でコントロールしたり、修正まで含めてサポートします。
●ステアリング操作+ブレーキを自動制御
ステアリング操作のアシストに加え、衝突や他車との接触を回避するブレーキも自動制御するタイプです。
シフトを「D」から「R」に切り替えるタイミングではブレーキを踏む必要がありますが、ブレーキまでかけてくれます。
●ステアリング操作+ブレーキ+シフト切り替えを自動制御
まだ数は少ないのですが、ステアリング操作もブレーキもシフトの切り替えまで全自動で制御してくれるタイプです。
現在は「システムの介入要求にドライバーが対応する必要がある」という条件付きではありますが、ほぼ全自動というレベルまで進化しています。
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もっともベーシックなステアリング操作を自動制御するタイプのパーキングアシストも数年前より進歩しており、カメラの高精細化や車載コンピュータの処理速度の向上などで「駐車スペース」の認識が上がっています。
また、通常のバック駐車だけでなく、左右の縦列駐車などのモードも設定されています。
トランスミッションを持たないEVにとってはシフト操作もいらないフル全自動パーキングアシスト機能は得意分野といえ、今後はピュアEVが増加するにつれ、パーキングアシストは当然の機能になっていくかもしれません。
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