なぜガソリン価格下がらない? 高騰いつまで? 今スグ出来る「燃費改善」の10か条とは

2021年11月4日に石油情報センターが公表した全国のレギュラーガソリン価格は168.7円と9週連続の値上がりとなっています。そうしたなかで、ユーザー自身が出来る燃費改善の方法とはどのようなものがあるのでしょうか。

ガソリン価格の高騰! 自分で出来る燃費改善の方法とは

 ガソリン価格の高騰が止まりません。
 
 石油情報センターが2021年11月4日に公表した全国のレギュラーガソリン価格は168.7円と9週連続の値上がりとなっています。
 
 一部のガソリンスタンドでは、レギュラー170円を表示する場所もあり、ユーザーからは困惑の声が挙がっています。
 
 そうしたなかで、ユーザーが出来る燃費改善などの方法にはどのようなものがあるのでしょうか。

ガソリン価格の高騰が止まらない! 今すぐ出来る燃費改善の方法とは(写真は都内のガソリンスタンド)
ガソリン価格の高騰が止まらない! 今すぐ出来る燃費改善の方法とは(写真は都内のガソリンスタンド)

 ガソリン価格の高騰には、新型コロナウイルスによる需要の増減や、それに伴う株価変動、原産国の政治的要素、世界各地の気象状況など、さまざまな要因の影響を受けています。

 ユーザーとしては、ガソリン価格が下降することを願いますが、簡単にはいきません。

 そうしたなかで、身近な行動により少しでも燃費改善に繋げることは可能です。

 都内のガソリンスタンドのスタッフは次のように話しています。

「ガソリン価格の高騰は連日のようにテレビなどでもやっているため、常連のお客さまも価格の変動に合わせた動きをされているようです。

 例えば、これまで毎週の様に給油されていた人はその回数を減らしたり、別の人は満タンではなく2000円分にしたりと、給油方法を変えている人がいます。

 また、どこにいくにも軽自動車で移動していた人は、近場なら自転車にした、という人もいました」

 では、給油方法以外にユーザーが出来ることはあるのでしょうか。

 現在、クルマのカタログには、一定の条件で計測した燃費が掲載されています。

 しかし多くの場合は、カタログ燃費よりも実際の燃費が低くなる傾向にあります。

 その理由として、日本自動車工業会は「使用環境、電装品、使い方によって燃費への影響度は異なります。 カタログ燃費と実走行燃費の差分のうち、平均すると、使用環境で約2割、電装品で約3割、使い方で約5割の影響があります」と説明しています。

 また、季節によっても約1割異なり、 春と秋の燃費がもっとも良くなる傾向だといいます。

 一方夏と冬はエアコンの使い方でも燃費は大きく変化します。

 カーエアコンメーカーの担当者は次のように話します。

「クルマの暖房はエンジンの熱を利用していますが、冷房は一般的なクーラーと同じようにコンプレッサーを作動させて、冷たい空気を作っています。

 コンプレッサーは、エンジンの動力を使うことから冷房を使うことで燃費に影響が出ます。

 そのほか、温度や風量によっても変わってくるため、不必要に冷房を使うことは燃費を悪化させる傾向にあります

 そのため、そこまで車内が暑くない場合などは、ACスイッチOFFして、送風にするだけでも燃費向上に繋がります」

※ ※ ※

 また、日頃のメンテナンスも燃費改善に影響しています。

 なかでも、タイヤの空気圧が低下すると、転がり抵抗が大きくなり、燃費が悪くなるので、ガソリンを給油するタイミングで小まめに確認するのが望ましいです。

 同様に、エンジンオイルやエアクリーナーエレメントなども放置すると汚れていき、燃費に影響が出てくるため、定期点検時などに交換するといいかもしれません。

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