アウトドアブームで「キャンピングカー」人気も上昇! オーナーが語る〇と×とは?
キャンピングカーの良いところは? 実は苦労することもある!?
キャンピングカーはどのようなところが魅力なのでしょうか。どんなふうに使っているのか、どんなことに苦労しているのかなど、実際にキャンピングカーを利用している人に聞いてみました。
東京在住のSさん(40代・男性)は、奥様とお子さん2人の4人暮らし。昔からキャンプが趣味とのことで、つい最近までハイエースベースのキャンピングカーを所有していました。
まずはキャンピングカーの魅力はどんなところなのでしょうか。
「もちろん駐車できる場所を探す必要はありますが、ホテルや旅館のようにかなり事前に予約する必要もなく、週末に急に思い立って出かけることができるのが最大の魅力です。遠方の日帰り温泉を何軒もハシゴしたりもしました。
キャンプのほかにはカヤックなども趣味なのですが、渋滞などを避けて夜中走行することが多いため、現地での時間調整にも非常に便利です。
長男が野球をやっていて、週末などはキャンピングカーで送り迎えにも使っていました。野球のチームメイトにとっても秘密基地みたいで好評でした
また、キャンプに行かない日でも、駐車場に停めたままキャンピングカーのなかで読書をしたり昼寝をするなど、ちょっとしたプライベート空間感覚でも使っていました」
Sさんにとってキャンピングカーは、キャンプ用だけでなく、さまざまな趣味のベースキャンプとして、また自分だけのプライベートルームの代わりでもあったようです。
そもそもそれまでは普通のセダンに乗っていたSさんですが、湖畔にあるトレーラーハウスに宿泊したことがきっかけで、キャンピングカー好きになったのだそう。
「トレーラーハウスではただ車内でゆっくり時間を過ごしていただけなのに、不思議なほどリラックスできたんです。またキャンプでは子供たちと一緒に作業することも多く、絆が深まったこともあり、思い切ってハイエースベースのキャンピングカーを購入しました」(キャンピングカーユーザー Sさん)
購入するときにもっとも苦労したのは駐車場だといいます。ノーマルのハイエースと同等のサイズとはいえ、ポップアップルーフが搭載されることから全高は2mを超えており、都内の細い路地では通り抜けにも苦労したり、低い看板や高架に気をつかうことも多かったそうです。
「子供たちが成長したことや駐車場が廃止したことを受けて、キャンピングカーを手放してしまいました。それでもキャンピングカーに乗るのを諦めたわけではなく、いまはキャンピングカーをレンタルして出かけています。
じつは今、密かに軽キャンパーを物色中です。私の周囲でもけっこう軽キャン人気が高まっているんです」(キャンピングカーユーザー Sさん)
軽自動車ベースの軽キャンパーは、維持費の安さと扱いやすいサイズ、そして何より車両本体価格の安さが魅力です。
前述のように、軽キャンパーなら300万円台で新車が入手可能とかなり現実的。
就寝スペースは1、2名程度なのですが、逆に自分だけのプライベート空間といった趣を楽しめるとあって、ソーシャルディスタンスが求められる現在、非常に注目が集まっているのだとか。
「軽キャンパーなら架装していても自動車税は年間2万円程度ですし、しっかりと就寝スペースを確保したバンクヘッド搭載の立派なモデルもあります。カタログを見ているだけでも楽しいです」(キャンピングカーユーザー Sさん)
確かに、車中泊できればテントも要らず、足を伸ばして寝られますし、キッチン装備で料理も楽しめるとあって、最近人気のソロキャンプで活躍しそうです。
「湖畔などに停めて車窓から見える星空や朝日の美しさは、キャンピングカーならではの醍醐味です。ぜひ多くの人にあの開放感と独特の感覚を味わってほしいです」(キャンピングカーユーザー Sさん)
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キャンピングカーの活用方法は人によってさまざまですが、移動できる快適空間の究極のカタチといえそうです。
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