日本名ヴァナゴンが欧州で登場! VW新型「T7マルチバン」生産開始 価格は約565万円から
VWハノーファー工場では2022年から「ID.バズ」も生産される
まず最初に登場するのは、136馬力の「1.5TSI」と204馬力の「2.0TSI」のガソリンエンジンモデル。さらに2022年には150馬力のディーゼル「2.0TDI」が加わります。トランスミッションは7速DSG(DCT)が組み合わされ、前輪を駆動します。
また150馬力の「1.5TSI」エンジンに85kWの電気モーターを組み合わせ、トータル出力218馬力を発生するPHEV「マルチバンeハイブリッド」も用意されます。電気のみで走行可能なEVモードも搭載されています。マルチバンeハイブリッドのみ、6速DSGが組み合わされます。
ハノーファーのVW工場でPHEVのマルチバンが生産されるのは今回がはじめてのこと。従来型T6.1マルチバンの製造プロセスでは自動化は約77%ですが、新型T7マルチ版の自動化は93%を達成しているといいます。
2022年には新型マルチバン(T7)、従来型マルチバン(T6.1)に加えEVの「ID.BUZZ(ID.バズ)」もここで生産されることになります。
さらに2025年には、VWグループの他ブランド向けのプレミアムEVもハノーファー工場で生産される予定です。
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新型マルチバンの価格は4万4839.20ユーロ(約565万円。19%のドイツ付加価値税込)からとなっています。ドイツでの発売は2021年11月です。
今後、日本での展開はどうなのでしょうか。
1990年代に「ヴァナゴン」という車名で第3世代(T3)と第4世代(T4)が正規輸入されていましたが、その後「T5」「T6」は登場しませんでした。日本ではミニバン人気が高いため、新型T7マルチバンの日本導入に期待したいところです。
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