乗るだけで健康になる!? シトロエンが未来の自律運転モビリティを提案
仏シトロエンは2021年9月30日、未来を提案する自律走行コンセプトカー「Urban Collectif(アーバン・コレクティフ)」を発表しました。
3種類の個性的な「未来のコンセプトカー」
仏シトロエンは2021年9月30日、未来を提案する自律走行コンセプトカー「Urban Collectif(アーバン・コレクティフ)」を発表しました。
これはシトロエン、アコー、JCドゥコーの3社による共同開発で、モビリティの最適化と都市空間での生活の質を大幅に向上させることを目的としています。
アーバン・コレクティフは、タイヤのついたモビリティプラットフォーム「Citroen Skate(シトロエン・スケート)」をベースに、3つの車体(サービス・ポッド)を組み合わせたものになります。
「Sofitel En Voyage(ソフィテル・エン・ボヤージュ)」は、ガラスのモザイクのような六面体のモビリティで、アットホームな雰囲気を楽しみつつも、外部との開放的なつながりを感じることができる空間です。2人から3人乗りの乗り物で、ホテル・ソフィテルに宿泊した客が滞在中、街中への移動するにあたり特別なおもてなしを体験するためのモビリティとなります。
「Pullman Power Fitness(プルマン・パワー・フィットネス)」と名付けられた1台は、ガラス張りのバブル状をしたアバンギャルドな空間になっています。ここではスポーツや音楽、召命の要素を組み合わせた独特の体験ができます。この中でトレーニングをすることで、その運動エネルギーでシトロエン・スケートのバッテリー充電が可能になるといいます。
「JCBDECAUX City Provider(JCドゥコー・シティ・プロバイダー)」は、市街地での移動に提案された画期的な移動手段です。時代を問わない素朴なデザインに仕上げられ、車内のコンフォートさがしっかりと確保されています。最大5人まで乗ることができ、設置されたふたつのスクリーンには、車内と車外のマップが表示されます。
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モビリティプラットフォームのシトロエン・スケートは、電動で自律運転にて走行します。市街地での移動に特化したこれらのモデルの最高速度は、25km/hに制限されます。
シトロエン・スケートはオープンソースで、専用のインターフェイスさえ遵守すれば誰でもサービスポッドを開発することが可能になるといいます。タイヤにはグッドイヤーが開発した「イーグル360」を採用、これは全方向性で、小型モーターが内蔵された球面タイヤで構成されています。これにより、車体を360度、自由に移動させることが可能になっています。
移動手段のプラットフォームであるシトロエン・スケートとサービスを担うサービス・ポッドを切り離すことで、クリエイティビティの拡張がおこなわれることを期待するといいます。今回のような、アコーやJCドゥコーと提携し、着想されたサービス・ポッド以外にも、あらゆる可能性が無限に想定できます。
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