ついに中国の高級セダン新型「H9」日本上陸! 1500万円超えでロールスロイス並みのラグジュアリーモデルとは

中国の第一汽車が展開する高級車ブランド「紅旗」。2021年2月には高級セダン「H9」が日本上陸を果たしていますが、新たに4座仕様が日本で展開されます。

乗り出し価格1500万円超えの4座高級セダンとは

 2021年2月、歴史ある中国の最高級車「紅旗」が日本に上陸し販売が開始されました。
 
 H9は日本に入ってきた当初は通常の5人乗りモデルのみでしたが、2021年6月、日本にもその4人乗りモデルが上陸しました。

超高級セダンとなる4座仕様の紅旗「H9」がついに日本上陸を果たした(撮影:加藤ヒロト)
超高級セダンとなる4座仕様の紅旗「H9」がついに日本上陸を果たした(撮影:加藤ヒロト)

 紅旗は1953年に設立された中国初の自動車メーカーである国営の「第一汽車」が展開する高級車ブランドで、長年にわたり、中国の要人たちに愛されてきたクルマです。

 中国ブランドの乗用車として初めて日本での販売が始まった紅旗「H9」という車種は2020年に発表されたモデルで、紅旗のなかでは最新のセダンとなっています。

 紅旗は現在、大きく分けて「Lシリーズ」と「Hシリーズ」が存在しており、「Lシリーズ」は1958年に登場した初代モデルである「CA72」のデザインを汲むレトロルックなモデル、「Hシリーズ」は紅旗が持つ最上級の気品と快適さを、よりモダンなデザインと組みあわせたモデル群となっています。

 H9をはじめ、H7やH5などのセダン、E-HS9やHS7、HS5、E-HS3なども、この「Hシリーズ」に属します。

 さらには近年、EVやPHV、FCVなども「Hシリーズ」から投入されており、上質さのみならず、その高い環境意識にも注目が集まっています。

 また、2019年のフランクフルトモーターショーで発表されたスーパーカーの「S9」が属する「Sシリーズ」も、今後拡大していく計画です。

 今回上陸したH9は、単に日本の港に上陸しただけでなく、キチンと日本国内の公道を通常のナンバープレート付きで走行するために、各種保安基準や排出ガス試験、加速走行騒音試験などもクリアしています。

 輸入元の話によると排出ガス試験も加速走行騒音試験も、H9はもともと中国の厳しい排ガス基準「軽型汽車汚染物排放限値及測量方法(中国第六階段)」(日本語訳 小型自動車車排出ガス基準及び計測方法(中国第六段階)、通称「国VI」(くにろく)に合格にしているため、日本の試験でも問題なかったようです。

 H9は、2021年2月に上陸し、5月上旬に中国で生産された中国ブランドの乗用車として初めて、日本の自家用ナンバープレートが交付されました。

 パワートレインは、2リッター直列4気筒ターボチャージャー+48Vマイルドハイブリッドと、3リッターV型6気筒スーパーチャージャーの2種類が用意されています。

 そして、日本国内では装備が異なる合計6つのグレードが展開されており、その最上級の位置に君臨するのが1097万8000円から販売されている「3.0 G4」という4人乗りモデルとなります。

 一般的に4人乗りモデルは高級車のなかでも高級に位置する象徴的な存在として認識されています。

 例えばレクサスの高級ミニバン「LM」も、通常の7人乗りモデルに加え、2列目の座席が独立した4人乗りモデルがより高級なグレードとして存在。

 H9の4人乗りモデルには全車に3リッターV型6気筒スーパーチャージャーを搭載しており、左右の後部座席の間にはアームレストやリクライニングを操作するボタン、そして収納スペースが設けられています。

 3リッターモデルのみの特徴としては、ツートンカラーの選択、エアサスペンション、Bluetoothを用いたスマートフォンでの施錠・開錠などが用意されています。

 さらに電動開閉ドアが標準で装備され、左右後部座席用10.1インチモニターもオプションで装着可能です。

 また、5人乗りモデルでは19インチおよび20インチのアルミホイールが選択可能となっていますが、4人乗りモデルでは20インチのみの設定となっています。

 今回取材・撮影した4人乗りモデルはの外装は、エレガントなゴールドとパープルのツートンカラーにフルクロームのダイアモンドグリルを採用。

 ボディカラーは通常のカラーに加え、ふたつのツートンカラーが用意されています。

 また、「故宮エディション」と名付けられた玄玉黒+紅旗紅(玄玉=玄昌石)や、「敦煌エディション」の沙石金+青石緑などの限定カラーも選択可能です。

 そして装備面でも10.1インチディスプレイなどのオプションがフル装備となっています。

 通常1097万8000円から販売されていますが、フルオプションにもなるとその価格は1250万円ほど。日本での乗り出し価格は1500万円超とのことなので、その豪華さが一目で見て取れると思います。

●紅旗「H9(2021年モデル)日本販売価格(消費税抜き)
・H9 3.0 G4 (4座グレード):1150万円
・H9 3.0 SP:969万円 
・H9 2.0 SP:820万円
・H9 2.0 R:758万円
・H9 2.0 X:639万円
・H9 2.0 Y:555万円

【画像】中国版「センチュリー」ともいえる紅旗「H9」 超豪華な内外装を見る!(32枚)

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14件のコメント

  1. 故障頻度と修理・整備能力の問題だろうな。
    乗ったはいいけどすぐに壊れたら堪ったものではないし、修理するのにサービスステーションに持って行くのに1週間かかって、修理が完了するのに2か月かかるとか言われたら即売却コース。
    それで売っても100万ですと言われたら買う気にもならないだろうな。
    それでは下手をしたら大使館でもハンガークイーンになりかねないわな。

  2. エンジンルームの写真を見たが、十数年前の 大衆ジャパン車レベル以下かと。
    内外装は見てくれ良くしつらえていますが…。
    どうなんでしょうかネ~。

    • “以下”ではなく“未満”です。

  3. 本国にはウケるデザインだろーけど 相変わらずセンスの微塵も感じさせない物作りだ

  4. 中華料理チェーン店のオーナーぐらいしか買わなさそう。。まともな金持ちは絶対買わんわ!

    • この記事書いたやつ責任とって買ってやれや
      誰も買わないのに記事書いて可愛そうだろ

  5. 汚い物を見せるな。

  6. わざわざこれに手を出すような物好きな金持ちが日本に何人いるかな

  7. 1500万円なら 他にもっとしっかりした車があるだろう。made in china を買う日本人はいないかもね?

    • エンジンルームが一昔ですな。
      これを買う日本人いるのな? 
      お金ある人は別の車買うと思う。

  8. 中国でしょ。
    百歩譲って技術・品質が最高であったとしても造り手が中国だと思うとやっぱり信用出来ないな〜
    中国の成金金持ちは買うかもだが本物の金持ちは買わないと思うな。

  9. 何の需要があるんだ?大使館向けか?それならわざわざこうやって記事にする必要あるか?中国車の記事とか要らんわ~

  10. 中韓車は絶対に日本では売れません❗️❗️
    なぜ自動車大国の日本で売れると思ったのか理解に苦しむ。

  11. アリエクで中共のエンブレム売ってるので、それをグリルに付けて乗り回したい。万歳毛主席

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