全車ディーゼル採用! トヨタ新型「ハイエース」改良モデルは豪でどう進化? 既存「200系」との違いは?

トヨタが日本では販売せず、海外でのみ取り扱うモデルとして300系と呼ばれる「ハイエース」があるといいます。日本とは別の独自路線を歩む300系ハイエースとは、どんなモデルなのでしょうか。

300系ハイエースの特徴とは?

 日本を代表する商用ワンボックスとしてトヨタがラインナップする「ハイエース」ですが、海外では日本とは異なるモデルが新型ハイエースとして販売されています。

 市場に応じて車名や仕様も異なるかたちで販売されており、直近ではオーストラリアで新型ハイエースの改良モデルが発売されたといいます。いったい、日本のハイエースとどのような違いがあるのでしょうか。

オーストラリアで販売されるトヨタ「300系ハイエース」
オーストラリアで販売されるトヨタ「300系ハイエース」

 日本のハイエースは200系と呼ばれるモデルで、2004年に発売されました。マイナーチェンジも数回おこなわれており、直近でおこなわれた2013年のマイナーチェンジでは、ヘッドライトの形状変更を含むデザイン変更がおこなわれています。

 一方、東南アジアを皮切りに2019年に発売された海外向けのハイエースは300系と呼ばれるモデルです。日本の200系(キャブオーバー型)とは異なりボンネットの存在感があるセミボンネット型のボディを採用しています。

 そして、前述のとおりオーストラリアで販売されるハイエースも300系となり、2021年7月30日にはエンジンのラインナップや装備などが変更となる改良が加えられました。

 オーストラリアでは、従来設定のあったガソリン仕様は今回の改良で廃止され、全車2.8リッターディーゼルターボが搭載されます。

 また、全車にトヨタコネクティッドサービスを導入。衝突時やエアバッグ作動時に24時間体制のエマージェンシーコールセンターへの通報などを自動でおこなうほか、SOSボタンを押すと手動で通報も可能となります。

 また、オーストラリア仕様のハイエースでは従来のコンソールトレイに代わり、A4サイズのバインダーラックやカップホルダーの機能を含むセンターコンソールストレージボックスが標準装備されるなどの変更がありました。

 日本で販売され続ける200系ハイエースは、2021年時点で販売期間が15年を超える長寿モデルとなっていますが、今後日本で販売されるハイエースにどのような改良が加えられるのか、注目されます。

 それではここでクイズです。

 前述のとおり、300系ハイエースは2021年現在日本では販売されていませんが、トヨタは2019年12月16日に300系ハイエースがベースとなるミニバンを日本で発売しています。

 そのモデルの車種名は、次のうちどれでしょうか。

【1】グランビア

【2】レジアスエース

【3】グランエース

【4】グランマックス

※ ※ ※

 正解は【3】の「グランエース」です。

 300系ハイエースとは異なる高級感溢れる顔つきが与えられたグランエースは、3列シート6人乗りと4列シート8人乗りの2仕様を設定。

 送迎ニーズを担う高級モデルとして登場しました。

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