突然の冠水でピンチ!水深何cmまで車のドアは開く? 非常時の対応策とは

アンダーパスに要注意! 冠水で走行不能に

 冠水した場所にクルマで進入した状況をJAFでは、スロープ上の道路を使って深い水たまりに突入する実験としておこなっています。

 セダンで実験をおこなった場合では、フロントバンパー上端が浸かるぐらいの水深30cmでは時速10km/hであれば走行できましたが、フロントガラスの下あたりまで水に浸かる水深60cmではエンジンが停まって走行できなくなってしまうことが分かっています。

 車高の高いSUVで実験した場合でも、水深60cmでは走行することができましたが、速度を10km/hから30km/hに上げると、水しぶきがエンジンルームに侵入して走行不能になったようです。

JAFによる冠水テストの様子
JAFによる冠水テストの様子

 通常、クルマのエンジンは取り込んだ空気をガソリンと混合して圧縮、燃焼させることでピストンを動かします。

 ですが、この実験結果からも分かるように、水は空気と違って圧縮することができないため、エンジンルームの部分に水が混入してしまうことで、エンジンが停止し、さらにエンジン内部に深刻なダメージを与えてしまう恐れがあります。

 さらに、エンジンルームには電装系も集中しており、水が侵入することで誤作動が発生したり、回線のショートを引き起こすなど大変危険な状態になります。

※ ※ ※

 多少の雨でもクルマなら大丈夫、と油断することは危険です。

 とくにこれからの季節は集中豪雨が多発することから、大雨の中を走行するリスクを十分認識し、万が一の時にも落ち着いて対応するようにしましょう。

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Writer: Peacock Blue K.K.

東京・渋谷を拠点とするオンライン・ニュース・エージェンシー。インターネット・ユーザーの興味関心をひくライトな記事を中心に、独自の取材ネットワークを活用した新車スクープ記事、ビジネスコラム、海外現地取材記事など、年間約5000本のコンテンツを配信中。2017年創業。

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