激シブ角目のトヨタ「ランクル」が800万円超え!? ブルーの極上仕様「60系」がスゴい!
2021年にトヨタ新型「ランドクルーザー(300型)」が登場しますが、世界中では歴代ランドクルーザーの相場が右肩上がりで高騰しています。そうしたなかで、2021年3月におこなわれたオークションでは60型が800万円超えで落札されたといいます。
世界に誇るランクル人気! 60が800万円超えで落札!
トヨタが世界に誇る名車として「ランドクルーザー」が存在します。1951年に初代BJ型が登場してから70年を迎えた2021年には新型300型が登場しました。
また、ランドクルーザーシリーズにはさまざまな系譜が存在し、それぞれの歴代モデルは世界各地で高い人気を誇っています。
そうしたなかで、2021年3月に米国でおこなわれた「バレット・ジャクソン・オークション」では、60型が出品され7万7000米ドル(約846万円/手数料込)という価格で落札されました。
ランドクルーザーの歴史は、「Heavy Duty(BJ/20/40/70)」、「Station Wagon(55/60/80/100/200)」、「Light Duty(70/90/120/150)」と3つに分類されます。
前述のランドクルーザー60型は、1980年から1989年まで発売されていたモデルです。
海外仕様はステーションワゴンと分類されていましたが、日本仕様はバン(商用車)として販売。
エクステリアは、丸目ヘッドライトの前期と角目の後期という形で区別されており、ボディサイズは全長4750mm×全幅1800mm×全高1815mmとなっています。
インテリアは、フロントシートをベンチタイプから最適な運転姿勢をとれるセパレートタイプにすることで、乗車定員は従来の6名から5名に変更。
エアコンやパワーステアリング、ファブリックシートなども用意したことで、広く個人ユーザーにも支持されました。
パワートレインは、当初4.2リッター直列6気筒ガソリンエンジンと3.4リッター直列4気筒ディーゼルエンジンを搭載。1982年には4リッター直列6気筒ディーゼルエンジンを追加。
さらに、後期にはターボやEFIなどのハイパワーエンジン搭載モデルも追加したほか、オートマチックトランスミッション、デフロックなどの機能も次々に設定するなど、1980年の発売以降は毎年のように改良がおこなわれていました。
出品されたランドクルーザー60は、1988年の後期のモデルです。パワートレインは、4リッター直列6気筒ディーゼルエンジンとオートマチックトランスミッションを組み合わせています。
走行距離は6万3068マイル(約10万1498km)とそれなりに使われていたものの、内外装や機械部分は徹底的にリフレッシュされています。
機械部分のリフレッシュ作業はすべてトヨタのディーラーで2万ドル(約200万円)以上かけておこなわれました。
具体的には、交換出来る部品はすべて変えられているほか、4輪アライメントも再度調整されています。
これらの作業は約1年半掛けて実施され、その後は全分解から、元の色であるロイヤルブルーに塗り替えられました。
なお、エクステリアパーツは前後バンパー、グリルなども新品に交換していますが、ホイールはオリジナルです。
インテリアは、シート、カーペット、ドアパネルなどすべてのトリムを含む全体がオリジナルであり、スピードメーターや、ウインカーレバー、シフトノブなどもオリジナルとなっています。
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現在、ランドクルーザーシリーズは40型が1000万円を超える価格で取引されているほか、日本では今回の60型や70型などをリノベーションさせたものが人気となるなど、オールドランドクルーザーが注目されています。
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