トヨタ新型「GR86」が似合う場所は? いろは坂に「ハチロク」で行きたくなる理由とは
クルマ好きが訪れる人気スポットは全国各地にありますが、なかでも栃木県日光市の「いろは坂」はトップの人気を誇ります。漫画「頭文字D」に登場する名勝負の場所ともなったいろは坂では、どのようなバトルが繰り広げられたのでしょうか。
いろは坂に行くなら86(ハチロク)で…
クルマがあると、どこかに出かけたくなります。全国各地にさまざま観光スポットや名所・史跡がありますが、その場所にマッチするクルマというものも存在します。
とくに、漫画・アニメに出てくる場所は俗に「聖地」とも呼ばれ現実社会では聖地巡礼がおこなわれるほか、それぞれの地域では町おこしの一環としても盛り上がりを買っています。
今回は、クルマ漫画の金字塔ともいえる漫画「頭文字D」に登場する栃木県日光市にある「いろは坂」に焦点を当ててみます。
頭文字Dにおいて、「いろは坂とクルマ」で思い出されるのは伝説的バトルを演じたトヨタ4代目「カローラレビン/スプリンタートレノ(AE86)」×トヨタ「MR2」の激走です。
この名勝負は、講談社プラチナコミックスから「公道の申し子!因縁の親子対決(いろは坂編)」としてアンコール刊行されています。
このエピソードでは、いろは坂を地元とする小柏カイは愛車のMR2で、主人公藤原拓海のAE86にバトルを仕掛けます。
なかでも、1番の名勝負は、序盤リードするAE86に対し、MR2は33番目のコーナーで、空中を飛んで相手の前に出る高難度の技で抜き去ったのです。
このとき、カイが発した「インベタのさらにインというのは空中に描くラインだ!」は、名言のひとつになっています。
ちなみに、現在の同コーナーにはガードレールが設置されているため、マンガのようなことはできません。
このように頭文字Dでは、日本全国のさまざまな峠道で名勝負を繰り広げています。
そのため、これからいろは坂に訪れるのなら藤原拓海が操ったAE86こと「ハチロク」を名前の由来とする、トヨタ「86(GR86)」が最適かもしれません。
86は、「自分だけの1台を楽しみながら育てる」「お客様とともに進化する」スポーツカーとして2012年に発表されました。
そして、2021年にはトヨタのモータースポーツブランド「GR」から2代目として「GR86」が登場します。
2代目も、初代同様にスバル「BRZ」と共同開発によって誕生。近年のスポーツカーブームを再燃させたともいえる1台です。
2代目でもその期待の大きさを物語る動画があります。公式ホームページからアクセスできる「GR 86 is Coming」という動画で、86を愛する人々が次々に登場します。
そしてなんと、頭文字Dの激走シーンも挿入されており、リアルタイム世代には思わずグッときてしまう一節として「そして2021年“ハチロク“のDNAを継承し、86は“GR86”へ」というメッセージもありました。
このクルマの発売は2021年秋頃とされており、いろは坂をドライブ出来るのは、まだ先の話になりますが、開発側が「スポーツ性能に特化した、さらなる高い次元でのダイレクトで気持ちのいい走りを実現しました」と胸を張る1台なので、思う存分ドライビングを楽しむことができるはずです。
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近い将来には、全国各地からGR86でいろは坂まで走りにやってくる人が増えるかもしれません。
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