6年ぶり刷新! 11代目ホンダ新型「シビック」登場! 歴代トップの剛性実現で激進化!? 走りに期待大

ホンダの北米法人が11代目となる「シビック」を現地で発売しました。どんな特徴があるのでしょうか。

一部グレードはメーター照明が赤くなる「スポーツモード」を搭載

 ホンダの北米法人(以下、北米ホンダ)は、新型「シビック」(セダン)を2021年6月16日に発売しました。価格は、2万1700ドルから2万8300ドル(日本円換算で約239万円から約312万円)です。

 現地ではおよそ6年ぶりのフルモデルチェンジとなる新型シビックですが、どんなモデルとして登場したのでしょうか。また、一部グレードに設定される「スポーツモード」はどのようなものでしょうか。

ホンダ11代目新型「シビックセダン」(北米仕様)
ホンダ11代目新型「シビックセダン」(北米仕様)

 シビックは1972年に初代が登場した歴史あるモデルですが、今回北米で発表された新型シビックは11代目モデルです。

 内外装デザインが刷新され、先進技術、充実の安全性能などを装備したほか、北米ホンダでナショナルオペレーション担当エグゼクティブ・バイス・プレジデントを務めるデイブ・ガードナー氏が「これまで登場したセダンタイプのシビックのなかで、もっとも運転するのが楽しいモデルです」と語る、優れたダイナミクスを備えたクルマとして登場しています。

 ボディは、先代モデルと比較してねじり剛性が8%、曲げ剛性が13%向上。結果、シビック史上もっとも剛性の高いモデルになったと北米ホンダは説明しており、乗り心地やハンドリング性能の向上、NVH(騒音・振動・ハーシュネス)の改善に貢献しているといいます。

 搭載されるエンジンは最高出力158hp(仏馬力換算で約160ps)の2リッター直列4気筒自然吸気エンジンと最高出力180hp(約182馬力)の1.5リッター直列4気筒ターボエンジンで、組み合わされるトランスミッションはどちらもCVTです。

 グレードごとに搭載されるエンジンが異なり、最廉価グレードの「LX」と下から2番目の「スポーツ」には2リッター、下から3番目の「EX」と最上級グレードの「ツーリング」には1.5リッターが搭載されます。

 また、スポーティさが強調される「スポーツ」「ツーリング」の2グレードでは、ユーザーが任意で選択できる走行モードとして「ノーマルモード」「エコドライビングモード」だけでなく「スポーツモード」を設定。

 メーターの照明が赤に変わるほか、変速比やエンジンマッピングが変更され、スポーティな走りを実現します。

 北米ホンダは、セダンを皮切りにハッチバックやSi(スポーティモデル)、タイプR(超高性能モデル)など複数のタイプの11代目シビックを展開すると明らかにしているほか、ホンダは日本でも2021年秋にハッチバックの11代目シビックを発売すると予告しています。

 日本仕様の11代目シビック(ハッチバック)は2021年6月24日に世界初公開される予定で、どのようなモデルとして登場するのか注目されます。

 それではここでクイズです。

 前述のとおり長い歴史を持つシビックですが、初代モデルはアメリカの1970年大気浄化法改正法をクリアした“複合渦流調速燃焼方式”エンジンを搭載したことでも有名です。この“複合渦流調速燃焼方式”エンジンのことを、次のうち何というでしょうか。

【1】COMBAX

【2】MTREC

【3】CVCC

【4】VTEC

※ ※ ※

 正解は【3】の「CVCC」です。

 1970年に施行された1970年大気浄化法改正法は、アメリカで1963年から施行されてきた大気清浄法を大幅に修正したものです。エドマンド・マスキー上院議員の提案により実現したことから、通称「マスキー法」と呼ばれています。

 排出ガス規制値が非常に厳しく、マスキー法をクリアするのは不可能とまで当時いわれていました。しかし、ホンダのCVCCエンジンは世界で初めてクリアすることに成功し、合格第一号となりました。

※クイズの出典元:くるまマイスター検定

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