レクサス新型「NX」全面刷新! トヨタ高級SUV「ハリアー」とはどう違う? 似て非なる2台とは

新型NXはPHEVを含めて4種類のエンジン

●室内デザイン

 新型NXでは、レクサスの新たなコックピットデザインの考え方である「Tazuna Concept」に基づいた設計がおこなわれています。

 これは人が馬を操る際に使う手綱に着想を得て、ステアリングスイッチとヘッドアップディスプレイを高度に連携、視線移動やスイッチ操作をすることなく、運転に集中しながらナビやオーディオなど、各種機能の制御が可能な空間を実現しています。

レクサス新型「NX」のインパネ
レクサス新型「NX」のインパネ

 新型ハリアーは、馬の鞍をイメージした幅広のセンターコンソールを採用、それを挟み込むインパネとの組み合わせがおおらかな逞しさを表現。

 またインパネから左右ドアパネルにかけて、おおらかな広がりを演出。厚革を曲げてできる自然なシルエットをイメージし触り心地にもこだわったレザー調素材や、木工技法の「曲木(まげき)」に着想したウッド調加飾、パイピング加飾を随所に配して上質感を演出しています。

トヨタ新型「ハリアー」のインパネ
トヨタ新型「ハリアー」のインパネ

●パワートレイン

 新型NXは多彩なパワートレインを用意しています。そのなかでも注目は、レクサスモデルとして初導入となるプラグインハイブリッド(PHEV)です。

 これは高効率な2.5リッター直列4気筒エンジンに総電力量18.1kWhの大容量・高出力リチウムイオンバッテリー、さらにフロント/リアモーターを搭載。

 詳細なスペックは明らかになっていませんが、クラストップレベルのEV走行可能距離と十分なパワーを両立しているといいます。

 走行モードはスイッチ操作で4つ(EVモード/AUTO EV・HVモード/HVモード/セルフチャージモード)から任意で選択が可能で、HVモードではエンジンとモーターの併用により、高い加速性能を実現。

 またAWDの前後駆動力は100:0から20:80の間で可変可能。このPHEVは「NX450h+」というモデルになります。

 2.5リッター直4エンジン+モーターのハイブリッド車「NX350h」、2.4リッター直列4気筒ターボに新開発の高トルク対応型ダイレクトシフト8速ATを組み合わせたガソリンターボ車「NX350」、そして2.5リッター自然吸気エンジンにダイレクトシフト8速ATのガソリン車「NX250」と、4車種を用意しているのが特徴です。

 なお最高出力や最大トルクなど、新型NX搭載パワートレインの詳細なスペックは未定です。

 一方の新型ハリアーは、最高出力171馬力・最大トルク207Nmを発生する2リッター直列4気筒NAエンジンにダイレクトシフトCVTを組み合わせるガソリン車(FF/4WD)と、178馬力・221Nmの2.5リッター直列4気筒エンジンにフロント120馬力・202Nm、リア54馬力・121Nmを発生するモーターを組み合わせたハイブリッド車があります。

●車両価格

 新型NXは2021年秋に日本発売予定で、現時点ではまだ車両価格は発表されていません。

 現行型NXはガソリンモデルの「NX300」が454万6000円から548万3000円、ハイブリッドモデルの「NX300h」が519万円から612万7000円(消費税込、以下同)ですが、新型ではバリエーションが増えるために車両価格の幅が広くなりそうです。

 新型ハリアーは、ガソリン仕様が299万円から443万円、ハイブリッド仕様が358万円から504万円になります。

 ボディサイズは新型NXよりも新型ハリアーのほうが全長が大きいモデルになりますが、価格帯はかぶることはないでしょう。

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5件のコメント

  1. 上手に魚が焼けそうだw

  2. 警戒感?
    軽快感でしょ。

    • このたびはご指摘をいただき、誠にありがとうございます。
      修正いたしました。

  3. こんな姿がかっこいいと・・。どうしても「がま口」にこだわりたいんだねー、がま口の顔のガンダム。
    どうなっちゃったのかね、トヨタデザインは。
    エレガンスなベンツやアウディ。工業デザイン国ドイツ。デザインの練り上げ度がまるで違う!!。

  4. この醜悪さが継続されることに失望した
    好意的に見ても、革新性はなく褒めようがない。

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