一見普通のクルマだけど… 非スポーツカーで6速MTを搭載する意外なモデル5選
マツダは多くのモデルに6速MTを採用!
●マツダ「CX-5」
現在のSUVブームの一端を担う人気を獲得しているマツダ「CX-5」は、スカイアクティブテクノロジーを搭載して2012年に登場しました。
2017年には主にエクステリアデザインの変更に力を入れた2代目へと進化。さらに、前後のトレッドを拡大して迫力を増しました。

パワーユニットは2リッターおよび2.5リッターガソリン、2.2リッタークリーンディーゼルターボに加え、新たに230馬力を発揮する2.5リッターターボエンジンを搭載するなどラインナップを強化しています。
そして、2018年にクリーンディーゼル搭載車に6速MTモデルが追加設定。販売台数はそれほど見込めないものの、このMT設定は「さすがマツダ!」と好意を持って迎えられました。
もともとCX-5の海外仕様にはMTモデルが設定されており、ユーザーからのリクエストで日本にも導入されたといわれています。
ちなみに、コンパクトカーの「マツダ2(旧デミオ)」やSUVの「CX-3」「CX-30」にも6速MTを設定しています。
●マツダ「マツダ6」
2002年にマツダはミドルクラスモデル「カペラ」シリーズの後継として初代「アテンザ」を発売。
2012年に登場した3代目は、それまでのイメージを一新するデザインテーマ「魂動デザイン」の採用と、スカイアクティブ技術を採用し、マツダのフラッグシップモデルとなり、2019年8月からはグローバルで車名を統一して、アテンザから「マツダ6」に改名しています。
外観はまさに「流麗」という言葉がぴったりの美しいラインが際立つフォルムで、複雑な曲面を組み合わせたグラマラスなシルエットが特徴です。
マツダ6のバリエーションはセダンとステーションワゴンがあり、ボディサイズは全長4865mm×全幅1840mm×全高1450mm(セダン)とフラッグシップらしい堂々とした風格があります。
搭載するエンジンは、2リッターガソリン、2.5リッターガソリン、2.5リッターターボ、そして2.2リッターターボディーゼルと、バラエティ豊か。この2.2リッターディーゼルに6速MTを設定。
ミドルサイズのセダン/ステーションワゴンに6速MTが搭載されるのは非常にレアな存在だといえます。
ちなみにマツダは、前述のコンパクトカーやSUVのほかに、オープンカーの「ロードスター」はもちろん、「マツダ3」(セダン/ハッチバック)にも6速MTを搭載。国産メーカーでは数少ない、MT車に力を入れているメーカーとしても認知されています。
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あえてスポーツカーでないモデルのMT車は、適度なパワーを自分でコントロールし使い切る楽しさがあります。
スポーツカーでもMTからATやDCTなどへ移行しており、さらに今後EVが普及すればトランスミッションという概念すらなくなってくるでしょう。
あと数年でMTは絶滅してしまう可能性も否定できず、いまのうちにMTを楽しんでおくのもよいのかもしれません。
Writer: くるまのニュースライター 金田ケイスケ
2000年代から新車専門誌・輸入車専門誌編集部を経て独立。専門誌のみならずファッション誌や一般誌、WEB媒体にも寄稿。
中古車専門誌時代の人脈から、車両ごとの人気動向やメンテナンス情報まで幅広く網羅。また現在ではクルマに限らずバイクやエンタメまで幅広いジャンルで活躍中。
































