デザインに対する冒涜かも? フェンダーミラーが似合わなかった車5選
海外仕様との差が大きかった2台のスポーツカーとは
●日産「フェアレディZ」
1969年に、名車中の名車である日産初代「フェアレディZ」が誕生しました。ファストバッククーペのスタイルは時を超越したように斬新で、まさに生粋にスポーツカーに仕立てられていました。
初代は当然フェンダーミラーですが、意外とデザインと融合しており違和感はなく、むしろジャパンスタイルとして、近年、アメリカのZファンのなかにはあえてフェンダーミラーを装着するケースもあるほどです。
そして、1978年に2代目が登場。初代のデザインコンセプトを受け継ぎながら、よりモダンに正常進化を果たし、ボディの大型化やターボエンジンの搭載などGTカーへの道を歩みはじめました。
装着されたフェンダーミラーはスポーティな形状で鏡面の位置も低く、一見すると初代と同じく全体のフォルムに意外とマッチしていましたが、北米のドアミラー仕様と比べてしまうとデザイン的にはマイナス要素だとわかります。
この2代目フェアレディZは1983年まで生産されたので、国内仕様ではフェンダーミラーのままとされ、3代目では当初からドアミラーを採用しました。
●三菱「スタリオン」
三菱は旧態依然とした「ギャラン ラムダ」に対し、欧州でも通用する次世代のスポーツカーとして1982年に「スタリオン」を発売しました。
ボディはリトラクタブルヘッドライトを採用した3ドアハッチバッククーペで、ノミで削ったようなシャープなウェッジシェイプのフォルムが特徴です。
当初からトップグレードには最高出力145馬力を発揮する2リッター直列4気筒SOHCターボエンジンを搭載するなど、まさに欧州基準といえるスポーツカーでした。
この直線基調の精悍なスタイルのボディにも当初はフェンダーミラーが取り付けられ、違和感は相当なもので、やはり欧州仕様のドアミラーこそ本来のスタイルといえました。
その後、1983年のマイナーチェンジで、上位グレードにインタークーラーを装着して最高出力175馬力に向上すると同時に、無事ドアミラーへ変更されました。
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冒頭にフェンダーミラーは「ほぼ全廃され」と書いてありますが、新車で販売されるモデルで唯一のフェンダーミラー車がトヨタ「ジャパンタクシー」です。
フェンダーミラーのメリットは車幅感覚がつかみやすい、死角や視線移動が少ないなどがありますが、タクシーの場合は大きなメリットとして、助手席にお客さんが乗ってもミラーが見えることが挙げられます。
助手席のお客さんの手や体でドアミラーが隠されても、その都度「ミラーが見えない!」と注意することはできないので、タクシードライバーにとってフェンダーミラーの方が安心できるということです。
この記事書いてる奴の感性が解らん。
R30、S110、A60の方が似合わない。
同意!特に60ダブルXあのデザインでフェンダーはあり得ん