トヨタ「プリウスキャンパー」登場! 「どこでも車中泊」大人4名就寝可能! 宇宙船のような車内とは

キャンピングカーといえば、トラックやワンボックスがベースになった大きな車体を想像する人も多いのではないでしょうか。そんななか、ハイブリッドカーでおなじみのトヨタ「プリウス」がキャンピングカーに変身を遂げています。

なぜプリウスベースのキャンピングカーを制作?

 キャンピングカーといえばトラックをベースにした「キャブコン」、ハイエースのようなワンボックスがベースの「バンコン」、軽自動車ベースの「軽キャンパー」などが定番です。
 
 そんななか、ハイブリッド車の代名詞ともいえるトヨタ「プリウス」がキャンピングカーに変身を遂げています。なぜ、プリウスが選ばれたのでしょうか。

先代プリウス(30系)をベースに制作された「プリウスリラックスキャビン」は大人4名で就寝可能
先代プリウス(30系)をベースに制作された「プリウスリラックスキャビン」は大人4名で就寝可能

 キャンピングカー仕様のプリウスは、先代となる3代目(30系)をベースに制作されています。

 FRP一体型のシェルを搭載した車中泊が可能なボディとして生まれ変わっており、「プリウスリラックスキャビン」と名付けられています。

 製作したのはキャンピングカーをはじめとした、多種多様な車両を手掛ける「かーいんてりあ高橋」です。

 クルマの構造は、もともと取り付けられているハッチバックドアは外されているものの、車体そのものはそのままとなっています。

 ボディサイズは、全高・全長が3ナンバーの範囲内で、全高は2110mmに抑えられているため一部の立体駐車場も利用することが可能です。

 クルマのルーフ部分に取り付けられている、かたつむりの殻のようにも見えるのは2階部分。1階部分と合わせて大人4名から5名が就寝できるスペースが確保されています。

 また、室内で着替えもできる空間がセットされており、家族でのキャンプにピッタリのサイズです。

 デザインも独特で、今までのキャンピングカーではあまり採用されたことがない流線型のボディデザインが特徴です。

 さらに、既存の先代30系に積まれているニッケル水素バッテリーから交流100V電源を取り出すこともできます。

 スイッチを押すだけの簡単通電で、最大出力1500Wを超えない器具であれば電子レンジでも利用可能です。

 なお、先代30系の燃料タンクの容量は45リッターとなり、燃料満タンで63.6kWh使用可能。1000wの炊飯器を1時間使用した場合でも約63回使用できる計算です。

 このようにクルマ1台で一般家庭の約1週間分の電源が供給され、どんな場所にいても安心して家電が使えるのはプリウスならではのメリットといえるでしょう。

 また、キャンプで家電が使えるだけでなく、万が一自宅の電気が止まってしまったときでも、予備電源として利用が可能です。

 かーいんてりあ高橋の計測では、リッターあたり18kmを余裕で走ることができるため、燃費を気にせずに出かけられるキャンピングカーとして最適な選択肢といえます。

 プリウスリラックスキャビンの製作背景について、かーいんてりあ高橋の代表取締役である高橋氏は、以下のように語ります。

「プリウスのハイブリッドシステムは非常に優秀で、「エンジンが作動していなくても車両の電源がONであれば、エアコンが動きます。

 この部分に最初に着目して、キャンピングカーとして利用できないかを考え始めました。

 ただ、軽量化のためにボディにカーボンが使われていることもあり、ボディカットを施すと安全基準を満たせません。

 そこでリアハッチを取り外しただけで、ボディを一切カットしない構造で作ることになりました。

 現行プリウス(4代目)は、標準機能としてバッテリーから100V電源の取りだしができるようになりましたが、リラックスキャビンは先代の3代目(30系)の時点で実現しており、未来を先取りしたクルマといえるかもしれません。

 反響に関して日本はもちろんですが、海外からの反響のほうが多かったです。

 アメリカ、オーストラリアのほか、モンゴルの人からも『売ってほしい』と声を頂いています」

※ ※ ※

 また、「移動販売車」としても利用可能で、トレーラータイプの移動販売車ならプリウスがけん引役となり、そのまま発電機として利用することもできます。

 発電機と違ってずっとエンジンが回るわけでなく、満充電になれば自動的にエンジンが停止になることから、騒音・環境面でも優れています。

 この、プリウスリラックスキャビンは、単なるキャンプを楽しむツールとしてだけではなく、「街乗り」「ビジネス」「災害対策」と多様な使い方ができます。

 経済的にもスペース的にも2台目のクルマを持つことが難しい現代において、「1台で全てをまかなえるクルマ」を目指して開発されたのが「プリウスリラックスキャビン」です。

 3ナンバーに収まるうえに燃費が良いことで街乗りも軽々とこなすことができ、キャンプの際は大人4人がゆったりと足を伸ばして寝られるスペースが確保されていることから、キャンプや日常生活、万が一の災害時までマルチに活躍できる1台といえます。

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コメント

15件のコメント

  1. まるで霊柩車
    カッコ悪いです。

    • 同じように見える人がいて、安心しました。

  2. 車内で立つことができ料理などが出来るなら魅力的
    エアコン使えるし、いい発想
    いくらなんでしょう?

  3.  輸入キャンカーに乗ってますが、故障が心配。
     国産キャブコンでは性能に不安。トイレ付きのキャンパーを切望してます。

  4. ざっくり写真を見る限りだが寝るだけやんコレ
    外観もアレだし内装も魅力は無い

  5. 霊柩車の間違いでは?
    サイズも中途半端。大きさを言うなら全長9m、横幅は2m以上で自慢出来るのでは?そんなに大きく無いじゃん。

  6. 格好はともかく、こお車のポイントは車両の骨格をイジっていないということ。
    これにより構造変更の手間=費用がかなり抑えられる。
    モノコック車両は車体切り貼りするとそれだけで手続き諸々=お金がかかる訳だ

    • まあモノコックですと車全体で骨格だと見なされそうですがね。
      フレーム構造にバス車体を載せた昔のバスなら車枠改造ではなく架装の構造変更なんでしょうけどね。
      例えばメーカー諸元の類別によりモノコックのバスに中間ドアを増設すると強度が落ちると言う理屈(実際には補強で標準車より頑丈)で改造枠に分類されますが、このプリウスも無理に改名をすり抜けずに全高や重量も増してるのでドレッドを広げるとか改造したほうが無難かもしれませんね。

  7. プリウスミサイルの霊柩車モデルw
    キャンピングカーは要らないが車中泊したい系ユーザー狙い?
    欲しい気もするけど、普通にハイブリッドの室内広いモデル買ったほうが幸せになりそう

  8. 豪雪地域で大雪の日に外で放置したプリウスはこんなんだろなw

  9. 原型をどうしてソックリ残すの? 取って付けた頭のせいで まるで霊柩車。キャンピング仕様にするならば、外見もフルチェンジでしょう?プリウスイメージは残すの必要ない。デザインした方は かなりのセンス音痴ですね。

    • ボディを切らないためでしょう。
      これ、プリウス本体はテールゲート外してるだけなんですよ。だから強度設計などが簡単になるんだと思います。

  10. このプリウス、黒かったら霊柩車に使えそう。
    キャンピングカーとしては妙なデザインだが、霊柩車ならぴったりだと思う!
    (きっとこれをデザインしたヒトは霊柩車ってモノを見たことが無いヒトなんだろうね)

  11. 荷物満載で出掛けたら、少し泥濘んだ道に入っただけですぐスリップしちゃうんじゃないの?。駆動輪のトラクションがヤバそう。

  12. 歯磨き粉・・・・?(笑)