ツリ目が主流のなかで斬新! おもしろ顔の最新車5選

おもしろフェイスの2台の軽自動車とは?

●スズキ「ラパン」

女性ユーザーのためにさまざまなアイデアが盛り込まれた「アルト ラパン」
女性ユーザーのためにさまざまなアイデアが盛り込まれた「アルト ラパン」

 日本独自の規格である軽自動車は誕生以来、庶民の足として活躍してきましたが、なかでも1980年代に普及が加速しました。その要因のひとつとしてスズキ初代「アルト」から始まった商用車登録の「軽ボンネットバン」の台頭で、販売価格や維持費が安いとしてスクーターのような使われ方が主流となります。

 そんな軽自動車のユーザーは女性が多く、女性ユーザーをターゲットとしたモデルやグレードを各社とも展開するようになると現在も続いており、そのなかの1台が2002年のデビューから人気車種となっているスズキ「アルト ラパン」です。

 アルト ラパンは、軽セダン「アルト」をベースに内外装のデザインを若い女性向けとした派生車で、現行モデルは2015年に登場した3代目となっています。

 外観は初代からの箱型フォルムを踏襲しつつも角を取って丸みを帯びた「まるしかくい」ボディに一新。フロントフェイスも丸目のコンビネーション・ヘッドライトに、ちょっとクラシカルな印象のフロントグリルを組み合わせ、やはりかわいさを主張しています。

 内装はシンプルなデザインながらダッシュボード上部をテーブル状にして、助手席でメイク時に物を置けるように配慮するなど、部屋感覚で使える設定です。

 また、肌や髪に優しい「ナノイー搭載エアコン」(グレードにより設定)や、紫外線と赤外線をカットする「プレミアムUV&IRカットガラス」、運転席と助手席に「バニティーミラー」を用意するなど、女性ユーザーのリクエストに応えているといえます。

 エンジンは全グレードとも最高出力52馬力の直列3気筒自然吸気を搭載し、アンダーパワーですが車両重量680kg(2WD)と、スズキならではの軽量ボディには十分なパワーを発揮。

 先進安全技術も充実したアルト ラパンの価格は121万円からです。

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●ダイハツ「タフト」

軽トールワゴンながら文字どおりタフに仕立てられた「タフト」
軽トールワゴンながら文字どおりタフに仕立てられた「タフト」

 かつて、ダイハツは本格的なクロスカントリー4WD車を販売していました。そのなかの1台が「ロッキー」で、2019年11月にコンパクトSUVとして車名が復活。

 そしてもう1台のクロカン車「タフト」が、2020年6月にクロスオーバーSUVタイプの軽トールワゴンとして復活しました。

 外観は直線基調のボクシーなデザインで、190mmという高めの最低地上高、165/65R15の大径タイヤの採用により、アウトドアギアのような存在感のあるSUVに仕立てられています

 フロントフェイスも力強い印象ですが、角型2灯の異形ヘッドライトとバンパーのスリットから、クラシカルな悪役ロボットのようなファニーフェイスです。

 内装は収納スペースを機能的に配置した直線基調のインパネまわりが特徴で、開放感を生み出すガラスルーフ「スカイフィールトップ」が全車標準装備となったことが大いに話題となりました。

 搭載されるエンジンは660cc直列3気筒自然吸気/ターボの2種類で、組み合わされるトランスミッションはCVTのみ。駆動方式は2WDと4WDを設定しています。

 グレードは装備の違いで「X」と「G」の2タイプにそれぞれに自然吸気とターボエンジンがあり、価格は135万3000円からです。

※ ※ ※

 フロントフェイスの印象を決める重要なパーツというと、ヘッドライトではないでしょうか。

 これまでの変遷をたどると米規格に準じた大小の丸目と角目、その後は異形となり、プロジェクターヘッドライト、自由曲面のリフレクタータイプが登場。そして現在はLEDヘッドライトが主流です。

 とくにLEDヘッドライトは形状の自由度が向上したことで、これまでにないフロントフェイスのデザインが可能となりました。

 しかし、あまりにも奇抜なデザインは賛否が分かれるからか、冒険するメーカーはあまりないというのが現状です。

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