【なぜ】大正・昭和に時代が逆行? 2つを繋ぐのは平成橋? タイムスリップ出来る激レアスポットとは

日本全国には、さまざまな道路標識が存在しています。北海道には、まるでタイムスリップしたような「大正・昭和」に行くことが出来る場所があるようです。

過去へタイムスリップ!? 昭和に行くことのできる道路とは?

 道路標識には、よく見てみると思わず驚いてしまうような看板が全国各地に潜んでいます。
 
 なかでも、北海道北見市のある場所では、まるで過去へタイムスリップできるような不思議な標識があります。

行き先は「大正・昭和」 過去にタイムスリップ出来る道路標識とは?
行き先は「大正・昭和」 過去にタイムスリップ出来る道路標識とは?

 北海道北見市の国道39号と小泉通りを結ぶ交差点の手前にある標識には、左に行くと「北見駅」、右に行くと「端野町」と書かれていますが、直進方向には「大正(左)・昭和(右)」という地名の文字が記載されています。

 この小泉通りを直進することで大正・昭和に繋がる道路となっており、まるで昔にタイムスリップできるような気分が味わえる看板といえます。

 この道路は、実際に直進するとどこに行けるのでしょうか。

 看板から1kmほど直進すると、先程同様に青い標識が出現しますが、先程の看板とは違い「昭和(左)・大正(右)」という風に表記が逆になっています。

 そこからさらに2kmほど直進すると突き当たりになっています。

 手前の標識には左折すると「卸売団地 大正」という標識の看板があるものの、昭和の表記は見当たりません。

 しかし、地図上でこの地域を確認すると、小泉通りを直進することで突き当たりの手前から昭和の地名になっているようで、さらに奥に進むと大正という地名となっています。

 このように、地名に年号がつけられていることで、まるで過去へタイムスリップできるような不思議な体験ができるともいえますが、この地区の地名にはどういった理由があるのでしょうか。

 北見市役所総務部市史編さん係の担当者は、以下のように説明します。

「それぞれ開拓が本格した年号からとって、昭和・大正と名付けられています。

 昭和は、昭和7年(1932年)に地名の変更に伴い、元号から地名が名付けられました。

 大正は、明治45年(1912年)にちょうど大正に元号が変わるタイミングでそこから地名が付けられました。

 看板の表記については、2か所の看板で昭和、大正の並びが左右逆になっていますが、あくまで直進すれば両方の地区に着くという意味合いであり、左が昭和で右が大正という意味ではありません。

 また、突き当たり手前にある『卸売団地・大正』を表す看板ですが、これは左に進むことで両方の地区がある方面という意味合いがあります。

 右が書いていないのは、右に進むことでまたぐるっと回って元々の来た道に戻ってしまうため、表記がありません」

※ ※ ※

 また、昭和地区には橋があり、その橋は平成に作られたことから「平成橋」と名付けられているそうです。

 その橋を越えると大正地区になっており、昭和と大正を平成の橋が結ばれているという、時代な交差する不思議な場所となっています。

 昭和、大正と書かれている北見市の看板には、開拓が理由で年号から名付けられたものですが、初めてその標識を見た人はまさにタイムスリップしたような体験が出来るかもしれません。

【画像】タイムスリップしてみる? 北海道にある謎の道路標識とは

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