EV版ハイエース? トヨタ新型「プロエースエレクトリック」の正体とは 弟分とどう違うのか
トヨタは欧州で「プロエースエレクトリック」や「プロエースシティエレクトリック」 といった、商用バンのEVモデルを投入しています。それぞれどんな特徴があるのでしょうか。
プロエースエレクトリックの全長は最大で5.3m級
トヨタの欧州法人は「プロエース」のEVモデル「プロエースエレクトリック」を欧州市場で発売したと2021年4月23日に発表しました。
また、プロエースの弟分となる「プロエースシティ」のEVモデル「プロエースシティエレクトリック」に関しても、2021年の第4四半期より欧州市場へ段階的に導入すると2021年5月4日に発表しています。
どちらもガソリンエンジンを積まない、100%EVモデルとなる商用バンですが、どんな特徴があるのでしょうか。
プロエースエレクトリックは、コンパクトボディ(全長4609mm)・ミディアムボディ(全長4959mm)・ロングボディ(全長5309mm)の3種類が設定される商用バンです。
一方、プロエースシティエレクトリックはミディアムボディ(全長4403mm)・ロングボディ(全長4753mm)の2種類が設定されます。
また、プロエースエレクトリックとプロエースシティエレクトリックのいずれにも、商用モデルと乗用モデルの(ヴァーソ)が存在します。
ちなみに、トヨタが日本で販売する商用バン「ハイエース」の全長は4695mmから5380mmです。
EVモデルということで注目されるのが一充電での航続可能距離ですが、プロエースエレクトリックはバッテリー容量が50kWhのモデルと75kWhモデルが存在(コンパクトボディは50kWhモデルのみ)。
50kWhモデルでは最大230km、75kWhモデルでは最大330kmとなります。
ボディの小さいプロエースシティエレクトリックは50kWhモデルのみの設定で、一充電航続可能距離は最大280kmです。
両車ともにエコモード・ノーマルモード・パワーモードという3つのドライブモードが選択でき、モードに応じて最高出力・最大トルクが変化。
もっとも高出力となるパワーモード時のスペックは両車共通で、最高出力136馬力・最大トルク260Nmを発揮します。
トヨタの欧州法人は、欧州の商用車ユーザーの利用状況について、1日の走行距離は多くの場合45km程度であったという調査結果を明らかにしており、今回発表したプロエースのEVモデルであれば「毎日充電する必要がない」(トヨタ欧州法人)と説明します。
それではここでクイズです。
欧州ではEVモデルが登場したプロエースシリーズですが、前述のとおり日本では商用バンとして「ハイエース」が存在します。
歴史も長く、初代から誕生●●周年を迎えたことを記念した特別仕様車が2018年8月に登場しています。●●に当てはまる数字は、次のうちどれでしょうか。
【1】20
【2】30
【3】40
【4】50
※ ※ ※
正解は【4】の「50」です。
ハイエースは初代モデルが1967年に発売され、2代目は1977年、3代目は1982年、4代目は1989年に登場。4代目モデルまではバン以外にトラックもラインナップされていました。
現行モデルは2004年に登場した5代目モデルで、発売から17年目の歴代最長となるロングセラーです。
※クイズの出典元:くるまマイスター検定
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