究極の和風ジムニー爆誕! 「どこでも茶室」はなぜ誕生? 超豪華仕様とは

茶室仕様のジムニーの値段は…いくら?

「限られた空間に最大限の性能を盛り込んだジムニー、そしてわずか数畳の間取りのなかで無限の世界観を見出す茶室には、なにか通じるものがある」と佐藤氏はいいます。

 ちなみに、実際に京都の山をジムニーで走行した際、室内の特別な構造物はミシリともしなかったといい、「さすがはジムニーです」と佐藤氏も感心しきりのようでした。

組み立て式のテーブルと椅子を外に出せば、立礼スタイルで一服の茶をいただける
組み立て式のテーブルと椅子を外に出せば、立礼スタイルで一服の茶をいただける

 この茶室仕様のジムニーは、Kiwatokoで注文することができるそうですが、価格は仕様次第だといいます。

 予算によって、誂えを決めていくことができるそうです。今回制作された仕様では「もう1台ジムニーが買えるくらい」だといいますが、寸分の隙もない至高の品でカスタムするともなれば、それも納得というものです。

 ひとつの価値観に縛られることなく、個々の世界で楽しめるのがジムニーの魅力。

 贅を尽くしたジムニーで山に入り、1人で野点を楽しむなんていうライフスタイルも良いのかもしれません。

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Writer: 山崎友貴

自動車雑誌編集長を経て、フリーの編集者に転向。登山やクライミングなどアウトドアが専らの趣味で、アウトドア雑誌「フィールダー(笠倉出版社刊)」にて現在も連載中。昨今は車中泊にもハマっており、SUVとアウトドアの楽しさを広く伝えている。

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