今では失われつつあるスポーツモデル? ちょっと前の1.6リッター車3選

実は日本でも正規輸入されていた魅力的なホットハッチとは?

●プロトン「サトリアネオ」

往年の日本製ホットハッチを彷彿とさせるテンロクスポーツの「サトリアネオ」
往年の日本製ホットハッチを彷彿とさせるテンロクスポーツの「サトリアネオ」

 日本ではあまり馴染みがないメーカーのひとつに、マレーシアのプロトンがあげられます。

 1985年に誕生したプロトンは、当初、三菱と提携してOEM車を含む車両の生産・販売を開始。その後1996年に名門スポーツカーメーカーのロータスを傘下に収め、独自のモデルを展開するようになりました。

 そのなかの1台が2006年に発売されたFF3ドアハッチバックの「サトリアネオ」です。

 初代「サトリア」はもともと三菱4代目「ミラージュ」がベースのモデルで、2代目となるサトリアネオも基本的なレイアウトは同じくミラージュをベースとしながら、シャシやエンジンなど多くの主要部品は自社開発されました。

 そして、サトリアネオには1.3リッターのエントリーグレードのほか、113馬力を発揮する1.6リッター直列4気筒エンジンを搭載したホットモデルが存在。

 足まわりはフロントにストラット、リアにマルチリンクを採用し、1.6リッターモデルはロータスによりチューニングされており優れたハンドリングを実現。それを証明するように、リアには「ハンドリング・バイ・ロータス」のエンブレムが装着されました。

 この1.6リッターのサトリアネオは、日本でも株式会社キャロッセから正規輸入され、比較的安価な価格で販売されました。

 その基本性能の高さからラリーやダートトライアルのベース車という位置付けでしたが、現在は販売を終了。わずかな台数ですが中古車なら入手可能です。

※ ※ ※

 前述のとおりモータースポーツでの使用を前提に普及した1.6リッターエンジンは、現在は世界的にも数が少なくなってしまいました。

 日本では自動車税の関係から1.6リッターという排気量は中途半端なため、ある意味減少は仕方ない面もあります。

 現在の技術で高性能な1.5リッター自然吸気エンジンを開発すれば、かつての1.6リッター車の再来となるかもしれませんが、すでに市場にはそうしたクルマのニーズはほとんどなく、実現は難しいでしょう。

【画像】正規輸入された激レアモデルもあり! ちょっと前のテンロクスポーツ車を見る(15枚)

【2023年最新】自動車保険満足度ランキングを見る

画像ギャラリー

1 2

新車不足で人気沸騰! 欲しい車を中古車でさがす ≫

【NEW】自動車カタログでスペック情報を見る!

最新記事

コメント

本コメント欄は、記事に対して個々人の意見や考えを述べたり、ユーザー同士での健全な意見交換を目的としております。マナーや法令・プライバシーに配慮をしコメントするようにお願いいたします。 なお、不適切な内容や表現であると判断した投稿は削除する場合がございます。

メーカーからクルマをさがす

国産自動車メーカー

輸入自動車メーカー