信号のない横断歩道に歩行者現る! なぜ停止しないクルマ多い? 理由は「急いでいた…」
信号機のない横断歩道をクルマで通過する際、一時停止しないとどうなるのでしょうか。また、なぜ止まらないクルマが多いのでしょうか。
信号のない横断歩道では一時停止しない理由は?
クルマを運転中、信号機のない横断歩道を通り過ぎる際は、歩行者を優先する義務があります。これは、運転免許を取得する際に全員が習うことです。
では、信号機のない横断歩道に歩行者がいた場合、どれほどのクルマが一時停止しているのでしょうか。
この義務は、道路交通法第38条「横断歩道等における歩行者等の優先」にて、以下のように定められています。
「車両は横断歩道を通過する際、進路の前方を横断しようとする歩行者がないことが明らかな場合を除き、横断歩道の直前で停止することができるような速度で進行しなければならない」
このように、横断歩道でのクルマの走行について法律で定められており、違反した場合の罰則も設けられていますが、実情では違反の件数が年々多くなっているようです。
JAFが2020年10月16日に発表した「信号機のない横断歩道」の資料によると、信号機のない横断歩道を歩行者が渡ろうとしている場面で一時停止したクルマの割合は、2016年は7.6%、2017年は8.5%、2018年は8.6%、2019年は17.1%、2020年は21.3%と、年々増加傾向にあるようです。
警察庁の横断歩行者等妨害等違反の取締り件数を見ても、数値は年々増加しており、2016年では11万1142件だったところ、2020年では29万532件と、およそ2.6倍となっています。
なお、この法律を違反した場合は、「横断歩行者等妨害等違反」とされ、罰則として3カ月以下の懲役または5万円以下の罰金が科されます。
また、違反点数2点となり、反則金として普通車は9000円を支払うこととなります。
信号機のない横断歩道での一時停止について、警察関係者は以下のように話します。
「横断歩道はあくまでも歩行者の安全を守るために設置されています。通過の際は、歩行者の通行を妨げてはいけません。必ず一時停止してください」
また、横断歩道に歩行者がいて渡るかどうかはっきりしない場合などはどのような対応をすればよいのでしょうか。
前出の警察関係者は、次のように説明しています。
「歩行者がいる場合は一時停止が原則です。渡る意思がないとはっきりわかる場合は、徐行して通過してください。
また、横断歩道がある場所は、必要があって横断歩道が設置されているので、どこに歩行者がいてもおかしくない場所であり、急に飛び出してくる可能性もあります。そのため、信号機のない横断歩道では、十分な注意が必要です」
また、横断歩道に歩行者がいて渡るかどうかはっきりしない場合などはどのような対応をすればよいのでしょうか。
なぜ多くのドライバーは、信号機の無い歩行者のいる横断歩道で一時停止しないのでしょうか。
また、かつて警視庁はその理由について次のように説明しています。
「一時停止に関する取り締まりの際、違反者が横断歩道で止まらなかった理由(供述)として『急いでいた』『歩行者に気づかなかった』というものが挙げられていました」
また、JAFが2017年6月におこなったアンケート調査では、「自車が停止しても対向車が停止せず危ないから(44.9%)」、「後続車がきておらず、自車が通り過ぎれば歩行者は渡れると思うから(41.1%)」、「横断歩道に歩行者がいても渡るかどうか判らないから(38.4%)」といった回答が多かったとしています。
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なお、各都道府県警察は、信号機のない横断歩道における歩行者優先などを徹底するため、取締りの強化とさまざまな広報啓発活動をおこなっています。
なお、横断歩道以外の場所を横断している歩行者や、斜め横断、走行する自動車などの直前直後の横断など法令に違反する場合も少なくないといいます。
交通安全のため、運転者も歩行者も交通ルールをしっかりと守ることが大切です。
JAFのデータは横断歩道前で停止する車は増えているといってるけど… 文章の構成おかしいよね。
過去に何度か経験した事です。
片側一車線はみ出し禁止道路で横断歩道を歩行者が渡りたい場面で一時停止をしたら、後続車に追い越しをかけられた事が何回も有りました。渡り初めているのに歩行者が危険なめに遭い、私もひゃっとしました。子供は特に走って渡るので。あえて地域を言うと山梨県です。私も元山梨県人ですが山梨県人は運転が荒いです。対向車が無く後続車がいる場合は一時停止するのを躊躇してしまいます。皆さんはそんな体験有りませんか?
途中で同じ内容が二度繰り返されていたりしてとても読みにくい記事でした。
このたびはご指摘をいただき、誠にありがとうございます。
修正いたしました。
信号は横断歩道の予告の機能も兼ねている。
道路の上方にある信号は遠くからも見えるしね。
しかし信号という予告がない足元の横断歩道は前に車がいた場合、わりと突然現れる。
先頭を走ってる車が意気揚々と良いことしてる風に歩行者に譲っても後続からは何やってるのか全然わからないんよね。
信号で横断歩道の予告に慣らされた後続ドライバーは予告なく足元に現れる横断歩道に気づきにくく、謎停車した車に追い越しをかける。
これが事故の元。
有りもしない財政問題を理由に信号を付けない横断歩道が信号という予告ある横断歩道と混在してるのが良くない。
例えば船なら黙視しにくい小さい船が避けるルールになっている。
これが合理的だから。
しかし道路になると急に合理は無視され、黙視しにくい歩行者優先という欺瞞に満ちたルールになっている。
要するに全ての横断歩道に信号を付けるか、車両を優先してシステマティックに運用するか。
弱者優先がカッコいいと思っているんだろうが、逆に危ないのよね。
と、さっき横断歩道で車にひかれそうになった僕は思うわけさ。
・罰則が軽すぎる
・警察が充分に取り締まっておらず、抑止力になっていない。
・「後続車がきておらず、自車が通り過ぎれば歩行者は渡れると思うから(41.1%)」
→ 利己的で人間性が低い運転手が多いこと。