新型「Sクラス」のフルエアロ完成! ブラバスが提案するさらなるゴージャスな世界

新型「Sクラス」がさらにゴージャスに!

 エクステリアとインテリアのフィニッシュは、予想通りにゴージャスの一語に尽きるものだ。

 ブラバスのフロントスポイラーは、フロントアクスルのダウンフォースを増加させながら、視覚的にもスポーティな印象を作り上げ、フロントバンパーのエアインテークは、印象的なフロントセクションの造形にさらにダイナミックなキャラクターを演出してくれる。LEDのサイドマーカーも、ノーマルのSクラスとの差別化には大いに役立ちそうだ。

インテリアはクローム部をブラックにして、カーボンパーツを多用することでゴージャス感を演出している
インテリアはクローム部をブラックにして、カーボンパーツを多用することでゴージャス感を演出している

 リアエンドのデザインも大きく変化している。まず注目すべきは、ブラック塗装のクロームメッキのテールパイプと組み合わせることができるリアバンパー用のスポーティなスタイルのインサートで、ネイキッドカーボンのリアスポイラーも、間もなく発売になるという。

 前後のホイールは19、20、21インチからの選択が可能。ノーマルではいずれのモデルも18インチが標準となるから(S500ではオプションで20インチのAMGマルチスポークホイールが選べる)、さまざまなサイズとデザインが揃うブラバスのホイールは、カスタムしたいオーナーには魅力的な存在だ。

 ちなみに画像のホイールはモノブロックMの「プラチナムエディション」。ボディ色で塗装され、コンチネンタル、ピレリ、ヨコハマの各社から供給されるタイヤは、フロントが265/35ZR21、リアが305/30ZR21の設定だ。

 ブラバスのシャシエンジニアは、エアマチックスポーツユニットを備えたSクラスの快適な乗り心地を損なうことなく、より魅力的なハンドリングを実現することにも成功した。

 選択したドライブモードにより、車高は最大で25mm低下させることが可能。コーナリングでの安定感がこれで大きく向上することは間違いのないところだ。

 そして最後に触れておかなければならないのは、やはり高級感をさらに増したインテリアのフィニッシュであろう。ブラバスのロゴがセットされた8ピースのスカッフプレートや、オーナーの好みを細部までほぼ完璧に反映することができるその仕上げは、さすがにブラバスが手がけただけのことはある。

 Sクラスのさらに上をいく高級で高性能なサルーンを作れるのは、もしかするとこのブラバス以外にはないのかもしれない。

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