キャンプ場でもオシャレに! シトロエン「ベルランゴ」とプジョー「リフター」キャンパー仕様の装備とは

長引くコロナ禍で密を避けながら、家族・仲間で楽しむオートキャンプ人気が沸騰する今春、フレンチ・ミニバンをベースとしたキャンパー2台の魅力をレポートしよう。

キャンピングカーショーで注目のフレンチ・キャンパー2台

 キャンピングカー業界の日本最大級イベント「JAPANキャンピングカーショー2021」が、2021年4月2日から4日までに千葉・幕張メッセで開催された。

 2021年モデルの新作が数多くデビューする会場で、VAGUEが注目したのはシトロエン「ベルランゴ」をベース車とした「ソレイユ」とプジョー「リフター」をベース車とした「シエル」である。

「JAPANキャンピングカーショー2021」に出展されたフレンチ・ミニバンをベースとしたキャンパー
「JAPANキャンピングカーショー2021」に出展されたフレンチ・ミニバンをベースとしたキャンパー

 キャンピングカーショーに向けてソレイユとリフターの2台を製作したのは、愛知県のビルダー「ホワイトハウス キャンパー」だ。名古屋市名東区に本社を構える輸入車正規ディーラー「ホワイトハウス」が展開するキャンピングカー事業として愛知郡東郷町のオートプラネット名古屋に本店を置き、国内最大規模のショールームでキャンピングカーを展示・販売している。

 ホワイトハウスは、1979年設立から40年あまり、輸入車を取り扱ってきた豊富な実績を持つ。その深い見識によって、過去にはルノー「カングー」のキャンパー仕様を手がけて話題を集めたこともある。

 今回は、ベルランゴとリフターの昨今の人気に着眼し、キャンパーの製作・架装を企画し、キャンピングカーショーで提案することとなった。

 今回登場したシトロエン・ベルランゴがベース車となるソレイユ、プジョー・リフターがベース車となる「シエル」の2台のボディタイプは、標準ルーフとポップアップルーフ仕様を選べるようになっている。

 ホワイトハウスが得意とするポップアップルーフを搭載した仕様は、普段の街乗りではミニバンの外観と変わらず、キャンプ時はポップアップルーフを展開すれば天井に車中泊スペースが広がる仕組みだ。

 ポップアップルーフはリア側が立ち上がるタイプで、3方向のファスナー付き窓で虫除け・換気もできて非常に開放的である。

 リアシートを立てれば5人乗車が可能で、シートを畳んでベッド展開すれば車中泊も快適だ。荷室へ自由にレイアウトできるフラットベッドは、収納性・利便性を兼ね備え着脱が可能である。

 また、リアゲートを開けた際のベッドの下には、左右にスライド式収納が装備されており、キャンプ道具やアウトドア用品も積載できる。スペシャルオプション装備のスライド式アウトギャレーは、キャンプ飯の調理や食事テーブルとして活用でき便利だ。

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