本格クロカン車なのに2人乗りのモデルがある? ユニークな2シーター車3選
ランクルプラドをベースにした2シーター車とは?
●トヨタ「ランドクルーザー コマーシャル」

日本で販売されているトヨタのラインナップのなかで、クロカン車といえば「ランドクルーザー」と「ランドクルーザープラド」があります。
どちらもグローバルで販売されており、悪路走破性の高さから世界中で絶大な信頼を獲得しています。
なかでもイギリス市場では、ランドクルーザープラドの派生車としてユニークなモデルを展開。それが「ランドクルーザー コマーシャル」です。
ランドクルーザー コマーシャルは「コマーシャル」の名のとおり、ランドクルーザープラド(欧州では「ランドクルーザー」)をベースにした商用モデルです。
ボディタイプは5ドア(ロングホイールベース)と3ドアボディ(ショートホイールベース)をラインナップし、どちらも2シーター化されており、後席部分を含めて後部はすべて荷室となっています。
また、ハロゲンヘッドライト、スチールホイール、マニュアルエアコンなど装備を簡素化してコストダウンを図り、リアサイドウインドウはガラスではなくプレートがはめ込まれています。
搭載されるエンジンは2.8リッター直列4気筒ディーゼルで、トランスミッションは5速MTのみです。
ランドクルーザー コマーシャルのような商用モデルはイギリスや欧州において税法上で優遇されるため、ほかにもランドローバーや三菱、スズキなども販売しています。
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かつて日本でも、ランドクルーザー コマーシャルと同様に2シーター化された商用車が存在しました。
たとえばホンダ初代「シティ プロT」やスズキ「アルト」など、2人乗りのモデルがあり、荷物の運搬に特化していましたがもうひとつ理由があり、税金が優遇されていたのです。
当時、クルマにはメーカーからの出荷時に物品税が課せられていましたが、2シーターの商用モデルは非課税となって、販売価格が安くできました。
ある意味裏技的なもので、実際にアルトは物品税回避の目的で2シーター車を追加した経緯があります。
Writer: くるまのニュース編集部
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