トヨタ新型「シーポッド」が海外展開!? 非対面で乗れる新プロジェクトに投入へ インドネシアで発表
トヨタのインドネシア法人は2021年3月31日に、バリ島でのエコツーリズムを推進する取り組み「EVスマートモビリティプロジェクト」に電気自動車の「シーポッド」を含む3車種を提供すると発表しました。
エコツーリズムの推進にトヨタ新型「シーポッド」を活用
トヨタのインドネシア法人は、バリ島でのエコツーリズムを推進する取り組み「EVスマートモビリティプロジェクト」に、電気自動車の「シーポッド」および「コムス」、PHEVの「プリウスPHV」の3車種を提供すると2021年3月31日に発表しました。
シーポッドは2020年12月25日にトヨタが発売したふたり乗りの新型小型電気自動車で、ボディサイズは全長2490mm×全幅1290mm×全高1550mm。
日本での価格(消費税込、以下同様)は165万円からで、2021年現在は法人や自治体向けの販売のみとされているものの、2022年を目処に一般販売も開始される計画です。
コムスは、トヨタ車体が手掛けるひとり乗りの小型電気自動車で、ボディサイズは全長2395mm×全幅1095mm×全高1500mm(「P・COM」仕様)。価格は79万9537円からです。
またプリウスPHVは、外部充電が可能なPHEV車(プラグインハイブリッド車)で、乗車定員は5名、ボディサイズは全長4645mm×全幅1760mm×全高1470mm。価格は331万3000円からとなっています。
そんななか、インドネシアで取り組まれるEVスマートモビリティプロジェクトでは、シーポッド5台、コムス20台、プリウスPHV5台の合計30台が投入されます。
シーポッドとコムスは、バリ島のヌサドゥアエリアを訪れる観光客とその地域に住む住民の移動に、プリウスPHVは観光エリアとングラ・ライ国際空港の間の移動などにそれぞれ使われます。
バリ島内に設置された車両ステーションにはソーラーパネルが設置され、設備の運営面においても環境への配慮がなされました。
また、シーポッドとプリウスPHVの利用時には予約や支払い、車両の鍵の解錠・施錠に至るまでスマートフォンでおこなうことができ、対人での手続きを極力省くことで新型コロナ禍の社会情勢にも対応。また、すべての車両で利用前・利用後に除菌がおこなわれるということです。
なお、EVスマートモビリティプロジェクトはインドネシア観光開発公社も含めた全13団体とのパートナーシップによる取り組みです。
バリ州のワヤン・コスター知事は、「トヨタが提供する車両の存在は、バリ島の綺麗な自然と観光の質を向上させるという我々の努力を強くサポートしてくれています」とコメントしています。
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