ミニバンが欲しい! 検討時には何を見るべき? 元販売員が秘訣を伝授!
新車・中古車で共通するミニバンのチェックポイントとは
そのほかに、ミニバンの良し悪しはどのような点を見てチェックすると良いのでしょうか。
国内市場に流通しているミニバンには、大きく3種類に分けられます。
全長4.5m前後×全幅1.7m前後の「コンパクトミニバン(Sサイズ)」、全長4.7m前後×全幅1.7m前後の「ミドルサイズミニバン」、全長5m前後×全幅1.9m前後の「ラージサイズミニバン」です。
それぞれ3種類に共通して見るポイントとして、3列目シートに人が座れる状態での各シートの足まわりスペースの広さ、3列目シートまでのアクセス、2列目シートのスライド長、ラゲッジルームの広さやアンダーボックスなどを確認しましょう。
足まわりのスペースを確かめる際は、シートを3列目まで着座できる状態にして、2列目や3列目それぞれの席に座り、膝前が前席のシートバックに当たらないかチェック。膝がシートバックに当たってしまうと非常に窮屈です。
Sサイズミニバンであっても、2列目シートを前にスライドさせれば3列目シートの足元スペースを確保できます。
このとき、2列目シートのスライド長が限られていると、3列目シートの足元スペースが狭く、膝が前席シートバックに当たってしまいます。
3列目シートの足元スペースを確保するためにも、2列目シートのスライドが長いモデルを選ぶことが大切です。
中古ミニバンを見にいったときは、2列目シートの最前位置と最後位置がどこなのか調整幅を確かめておきましょう。
また、ミニバンは室内のスペースが広く、席の変更や荷物を取るために車内を移動することがあります。
車内移動をする際に、ウォークスルースペースがあるかどうかは大切なポイントです。
とくにファミリーカーとしてミニバンを選ぶときは、この機能を重視することをおすすめします。
子どもの世話をするために、車内を移動しなければならないとき、ウォークスルーできることが強い味方です。
さらに、ミニバンに家族や友達同士でフル乗車した際、それぞれの荷物やお土産、場合によっては傘や履物などを載せなければなりません。
そんなときに、3列目シート後ろのラゲッジスペースがどれだけ確保されているのかがポイントとなります。
車種によっては、ラゲッジボード下のアンダーボックスを備えているモデルもあるため、バックドアを開けたときのラゲッジスペースだけでなく、ラゲッジボード下までチェックしておきましょう。
ラゲッジスペースは、幅や奥行きのほかに、サイドのくぼみや小物入れがあるかどうかも大切です。
ミニバン選びのときは、ラゲッジスペース、サイドのくぼんだスペース、アンダーボックスを欠かさずにチェックし、荷物をどれだけ載せられるのか確認することを忘れないようにしましょう。
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ミニバンは、多目的に使うことができ、高い人気を維持しているクルマです。
中古ミニバンであっても値下がりがしにくいことから、中古車であっても慎重に選ぶ必要があります。
室内の広さだけでなく、シートアレンジのしやすさ、各シートへのアクセスのしやすさ、フル乗車時のラゲッジスペースといったことをしっかりと確かめて良いミニバンを手に入れましょう。
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