ホンダは2021年3月12日にMRスポーツカー「S660」の生産を2022年3月に終了すると発表しました。SNS上には、生産終了を聞いたS660ファンからのさまざまな反応があります。

　ホンダはこれまで、S660以外にもさまざまな名スポーツカーを輩出してきましたが、SNSユーザーの間で一番人気のあるホンダのスポーツカーはいったい何なのでしょうか。

　S660の生産終了を受け、くるまのニュースでは2021年3月12日から16日にかけてSNSでアンケートを実施。

　S660を実際に所持していると語るユーザーからのコメントも多く寄せられ、生産終了することに対して「悲しい」「驚いた」「世に出してくれて感謝」といった声を中心に、さまざまな意見が寄せられました。

　実際のアンケートでは、S660の生産終了にまつわる内容を中心とした設問であったものの、最後にS660以外の過去の車種も対象として「あなたが一番好きなホンダのスポーツカーは何ですか？」という設問を設け、ユーザーがもっとも好きな車種を調査しました。

　選択肢は「S660」「NSX」「シビックタイプR」「S2000」「インテグラタイプR」「CR-Z」「ビート」「CR-Xシリーズ」「S500／S600／S800」「その他（自由回答）」で、複数回答ではなく好きな車種1車種のみで回答を受け付けました。

　その結果「S660」が全体のうち19.7％の得票率で首位を獲得。S660の生産終了がアンケートの主題だったので票が集まることは想定されていましたが、ホンダには数々の歴代名スポーツカーがあるなかで、それらを抑えてS660が首位を獲得するという結果となっています。

　2位は得票率が18.2％の「NSX」、3位は得票率が12.9％の「CR-Xシリーズ」となっています。S660の前身となる「ビート」の得票率は11.4％で、惜しくもトップ3を逃しました。

　S660がもっとも好きと回答したユーザーに理由を聞いたところ、「軽の可愛さだけでなくカッコよさもある見た目が好きです」と外観を評価する声や「軽自動車で貴重な6速MT×MRレイアウトという組み合わせが大好きです」とメカニズムを評価する声などが多くありました。

　また、2021年時点で現行モデルということもあり「私の愛車だからです」「これからオーナーになるからです」という回答理由も複数寄せられました。

　2位のNSXは「フラッグシップスポーツカーだからです」「憧れています」と、ホンダが世界に誇るスーパーカーであることを理由に挙げる人が多くいました。

　3位のCR-Xシリーズは「かつて所有していて思い入れがあります」「私が乗ったホンダ車のなかで最高のFF車でした」と、元オーナーとしての思い出を理由に挙げる人が多かった結果となり、CR-Xシリーズと一部販売期間がかぶる「ビート」についても「元愛車だからです」など、同じような意見が多く寄せられました。

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　S660の生産終了は残念ではありますが、今後新たなスポーツカーがホンダから登場することはあるのか、期待されるところです。