新時代のクルマづくりのキーワード!?「TNGA」や「スカイアクティブ」って一体何?

トヨタの「TNGA」やマツダの「スカイアクティブ」などを目にする機会が増えましたが、これらは一体どのようなものなのでしょうか。

トヨタが進める新時代のクルマづくりとは?

 トヨタの「TNGA」やマツダの「スカイアクティブテクノロジー」など、最近目にする機会が増えました。これらは一体どのようなものなのでしょうか。

 トヨタが掲げるTNGAは、「トヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャ」の頭文字をとったものです。

TNGA第1弾となったトヨタ「プリウス」(4代目)
TNGA第1弾となったトヨタ「プリウス」(4代目)

 同社のハイブリッド技術を軸に、新時代のプラットフォームをベースとした商品力の向上と製造コストの抑制を同時にはかる戦略として、2015年の4代目「プリウス」を皮切りにさまざまな車種に採用されています。

 TNGAは、ホイールベースや床の高さの違うシャシ、形式の違うエンジン、サスペンション、駆動方式など、ほかのメーカーより圧倒的に多かったプラットフォームの数を削減して集中的に開発することで、基本性能の引き上げと利用者目線での車種開発を目的としています

 具体的には、スポーツカーなどの「Aゾーン」、個人向けの量販車を含む「Bゾーン」、社会貢献に資する商用車などの「Cゾーン」、新コンセプトや新技術を提案する「Dゾーン」に分類。

 それぞれ個々のゾーンに最適なプラットフォーム(シャシ)やパワートレインを開発し、地域ごとや個人によって嗜好が反映されるボディデザインや内装などを仕立てていこうという、合理的な「KAIZEN」を進めるトヨタらしいクルマづくりをおこなう手法となっているといえます。

 現在では、「C-HR」「RAV4」「ハリアー」「ヤリス」「カローラシリーズ」「カムリ」「クラウン」といった主要モデルにTNGAが取り入れられており、今後も新型車に順次導入されることになっています。

※ ※ ※

 トヨタの子会社となるダイハツは、「DNGA(ダイハツ・ニュー・グローバル・アーキテクチャ)」を軸としたクルマ作りに取り組んでいます。

 サスペンションや骨格の部品配置をゼロベースで再構築したプラットフォームを新開発。

 新技術を採用した新CVTや大幅に改良したエンジンなどのパワートレインを含め、すべての機構を一新し、「走る」「曲がる」「止まる」といった基本性能を大幅に向上させました。

 さらに、CASEへの技術対応とスピーディな商品ラインナップ拡充を同時に実現するために「一括企画開発」の手法を取り入れるとともに、良い商品を低価格で提供することを目指しています。

 現在は、「タント」、「ロッキー」およびトヨタ「ライズ」、「タフト」といった国内専用車に採用されているDNGAですが、初の海外モデルとしてコンパクトSUV新型「アティバ」がマレーシアで発売されるなど、グローバルでの展開も進められているところです。

【画像】新時代のクルマづくり「TNGA」や「スカイアクティブ」 を採用したモデルとは?(25枚)

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