「青い鳥」ブルーバードだけじゃない 意外とある動物由来の名前がつけられたクルマとは?

クルマの名前のなかには、動物に由来した名前がつけられているモデルも存在します。直接的なものとしては日産「ブルーバード」が有名ですが、現行モデルではどんなクルマがあったのでしょうか。

鳥、ウサギ、ネコ 動物に由来した名前のクルマとは

 クルマの車名の由来にはさまざまなものがありますが、なかには動物(生き物)が由来というクルマも存在します。いったいどんな動物が採用されてきたのか、過去に発売された名車や現行モデルの事例を紹介していきます。

トヨタ「ハリアー」(タカの一種であるチュウヒの英語名が車名の由来)
トヨタ「ハリアー」(タカの一種であるチュウヒの英語名が車名の由来)

 これまで発売された名車のなかで、何の動物かわかりやすいものの例としては日産「ブルーバード」が挙げられます。

 直訳するとメーテルリンクの童話として有名な「青い鳥」であるブルーバードは、初代モデル(ダットサンブルーバード)が1959年に発売。

 歴代モデルのなかには、スポーティなイメージをけん引するモデル「SSS」(スーパースポーツセダン)も設定され、人々の記憶に残りました。

 ブルーバードブランドは2012年まで販売されていた「ブルーバードシルフィ」をもって途絶えています。ただし現在も中国向けに販売されている日産のセダン「ラニア」の中国語表記は「藍鳥」となり、ブルーバードとの繋がりを感じさせる名前となっています。

 一方、現行モデルのなかで動物が由来のクルマを見ると、トヨタ「ハリアー」(英語でタカの一種であるチュウヒ)やスズキ「ラパン」(フランス語でウサギ)、マツダ「ボンゴ」(ウシ科の動物)などが存在。

 2019年まで国内販売されていた三菱「パジェロ」(アルゼンチンの南部に生息する野生のネコ)や、2014年に生産終了したミツオカ「オロチ」(ヘビ、あるいは日本神話のヘビの怪物「八岐大蛇」)も動物に関係する名前でした。

 また車名以外にも、ジャガーなどブランド自体が動物に由来している場合も存在します。

 一方、動物が由来の車名ではないものの、愛称が動物である事例も存在。愛称は見た目に由来していることが多く、スバルが1958年に発売した「スバル360」の愛称が「てんとう虫」だったことは有名です。

 それではここでクイズです。

 次のクルマのうち、愛称が動物由来ではなかったクルマは次のうちどれでしょうか。

【1】トヨタ初代「セリカ」

【2】ホンダ初代「シティターボII」

【3】トヨタ4代目「クラウン」

【4】三菱初代「デボネア」

※ ※ ※

 正解は【1】の初代セリカです。

 それぞれのモデルにつけられた動物の愛称は、初代シティターボIIが「ブルドッグ」、4代目クラウンが「クジラ」、初代デボネアが「走るシーラカンス」となります。

 ちなみに初代セリカは生き物ではなく「ダルマ」という愛称で親しまれました。

※クイズの出典元:くるまマイスター検定

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