日産のメキシコ法人は、2021年3月にマイナーチェンジした新型「マーチ」を同市場で販売します。ヘッドライトやフロントグリルの形状が大きく変化していますが、日本仕様のマーチは従来の顔つきのまま継続して販売されています。

　メキシコ仕様の新型マーチと日本仕様のマーチの違いについて、ユーザーはいったいどのような印象を持っているのでしょうか。

　メキシコ仕様の新型マーチの外観は、日産車に共通するフロントグリル「Vモーショングリル」が大型化し、メッキ部分が強調されたデザインが特徴。ヘッドライトもグリルと連続性のあるデザインになりツリ目の形状が採用されています。

　一方、日本仕様のマーチはVモーショングリルが小さいほか、丸に近いヘッドライト形状で優しい印象の顔つきです。

　メキシコでマーチがマイナーチェンジしたことを受け、今回くるまのニュースでは2021年2月22日から26日までの5日間、SNSを用いてアンケートを実施。SNSユーザーの生の声を調査しました。

　まず、メキシコ仕様の新型マーチのデザインについてどう思っているかを聞いたところ、「すごくカッコ良いと思う」と回答したユーザーは30.8％、「まあまあカッコ良いと思う」と回答したユーザーは61.5％を記録。

　合計すると92.3％のユーザーがメキシコ仕様の新型マーチのデザインについて好意的な印象を持っていることが分かりました。

　ちなみに「あまりカッコ良いとは思わない」と回答したユーザーは5.1％、「まったくカッコ良いとは思わない」と回答したユーザーは2.6％に留まっています。

　またメキシコ仕様の新型マーチと日本仕様のマーチを比べて、どちらの顔つきの方が好みなのかを聞いたところ、メキシコ仕様の新型マーチの方が好みと答えたユーザーは合計で74.4％にのぼっています（内訳：「かなりメキシコ仕様が好み」51.3％、「どちらかといえばメキシコ仕様が好み」23.1％）。

　メキシコ仕様の新型マーチが好みと回答したユーザーに理由を聞いたところ、「最近の日産のデザインに近いと思ったから」「ハッキリとしているのに嫌味がない」「男性でも乗りやすそう」「日本のマーチもメキシコ仕様くらい思い切ったデザインの方がいい」と、その凛々しい顔つきに称賛の声が相次ぎました。

　また「日産のディーラーマンです」と自己申告するユーザーからは「メキシコ仕様の新型マーチに準ずる仕様を日本で販売できるようにしてほしいです。いまのマーチは飽きられています」という意見も聞かれました。

　一方、日本のマーチが好きと回答したユーザーに理由を聞くと「丸目が好きなので。最近はツリ目ばっかりでつまらないです」「メキシコ仕様は、顔はカッコいい系なのにリアはかわいい系で、サイドのバランスが悪く感じます」「新型『ノート』と似た顔のマーチを導入しても面白くないと思います」という声がありました。

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　今回のアンケート結果のなかには「マーチを、2代目モデルのような志高いクルマに再びしてほしいです。頼みますね、我らの日産さん」と、今後のマーチの進化に期待する声も寄せられました。

　マーチファン・日産ファンの期待を受けて日本仕様のマーチが今後どのように進化していくのか、期待したいところです。