「こりゃ素晴らしい!」 新型SUV「キャシュカイ」に初採用! 新e-POWERが日産を救うのか
日産は、欧州市場に投入するクロスオーバーSUV新型「キャシュカイ」を発表しました。全面刷新された新型キャシュカイでは、従来の日産では搭載されていなかった1.5リッター+VCターボを組み合わせたe-POWERが採用されました。これまでのe-POWERとは何が異なっているのでしょうか。
1.5リッター+e-POWER登場! 新型キャシュカイに搭載へ!
今後、しばらく日産の主力となること間違いなしのパワーユニットがデビューしました。カーボンフリー化で電気自動車や燃料電池車の時代になるまで15年くらいあります。
その間の主役は(というかワンポイントリリーフというべきかもしれない)燃費の良いハイブリッドになること間違いなし。日産の場合、第2世代のe-POWERがその役割を担う。現行キックスまでに採用されている第1世代とどこが違うか。
日本で2020年12月に発売された新型「ノート」にも第2世代のe-POWERが搭載されているが、これは従来型1.2リッターエンジンの効率を高め加速や燃費を向上させたもの。
モーターは先代ノートに比べ、トルクや出力を向上。インバーターは第1世代よりも小型化・30軽量化したもので、新型キャシュカイに搭載されるものとは異なる。
新型キャシュカイに搭載する第2世代のe-POWERを簡単にいえば、圧倒的にパワフルなエンジンを搭載している点にあります。ちなみにコンパクトSUV「キックス」のエンジンは最高出力82馬力。ヨーロッパなどで重要になってくる最高巡航速度(連続して出せる最高速)は、82馬力の3気筒エンジン並ということで、130km/hくらいです。
キツい連続した登り坂に差し掛かると100km/h+αくらいまで落ちてきちゃう。この程度の性能だとヨーロッパじゃ通用しない。
だからこそ第1世代のe-POWERはヨーロッパで販売していなかった。今回、発表された第2世代のe-POWERに使われるエンジンは3気筒の1.5リッターに高効率VCターボを組み合わせることで154馬力を出す。
第1世代のe-POWERと比べ倍の出力になった。欧州で発表となったクロスオーバーSUV新型「キャシュカイ」に搭載されているのだけれど、154馬力あれば180km/h近くで巡航出来るし、登り坂での速度ダウンだって最小限に抑えられることだろう。
ただ普通の154馬力エンジンだと、燃費を稼げない。そこで日産は可変圧縮比のVCターボを組み合わせて来た。
VCターボは特殊なリンクを使うことにより、可変圧縮比にしている。解りやすく説明すると最高出力を発生するときと、巡航時など低負荷でゆっくり回しているときの「排気量」(正確にいえば吸気量)を変えることで熱効率を稼ぐ。
漏れ伝え聞くところによれば、ガソリンエンジンとしてはダントツな熱効率50%近くを達成しているという。
ディーゼルを超える熱効率を実現した新形式のエンジンで発電機を回すことにより、130km/hくらいまでなら現時点でもっとも実用燃費の良いトヨタのハイブリッドシステム「THS II」に勝るとも劣らない効率を持つそう。
最高速をキッチリ確保しながら、街中や巡航時の燃費も圧倒的に良いという世界中のニーズに答えられる優れたパワーユニットです。
キャシュカイe-powerは是非日本で販売して欲しい。エクストレールは日本で使うには大きすぎ。いい車が海外向けには沢山あるので日産の復活のために導入を強く求めたい。
e-POWERは端的に言えば
普通にシリーズハイブリットなので、
ガソリンエンジンのパワーが上がったからと言って直接駆動しないから
エレクトリックモーターの出力がそのままではパワフルにはならないので
ガソリンエンジンが高出力になったと言って喜び勇むには気が早いだろうと思い
調べて見ましたよ、
日本国内向けのリリース文にはモーター出力に関して載ってませんでした
(道理で日本のこの手の記事に乗ってない訳だ)
で、欧州向けのリリースした本文を訳してみたら載ってるのを見つけました♪
154hpガソリンエンジンに対して140kW(187hp)電気モーターだそうです。
ちなみに新型ノートは、
60kw(80hp)ガソリンエンジンに対して85kW(114hp)(欧州向け現行は106hpらしい)電気モーター
という事で、確かにパワフルに進化したと言えそうです。
従来のe-POWERではモーター出力の方が上回る為にフル加速時は
バッテリー持ち出しになり長く加速が続かない息切れ現象が起こる訳で、
欧州の高速路ではそれだと困るから、
今回のキャシュカイはモーター出力を上回る出力のエンジンを載せたという事情があると見ますが、
果たして、日本にもこの新世代e-POWERは投入されるのか?
近年の日産は海外生産車用と国内向けとを区別して国内導入しない事も多いだけに
期待と不安が入り混じりますね。
訂正
モーター出力をエンジン出力が上回ってはいませんでしたね
e-POWERの出力特性上駆動に使うモーターの方の最大出力に余裕を持たせた方が
出力のバランスが良いのかも知れません。
その上で、
どちらもそしてバッテリーもより高出力にしたのは
欧州での要求を満たす事が目的ではあるようです。
ちなみに日本ではあまり話題になってませんが
Euro6-d規制準拠の138hpと156hpの1.3Lガソリンターボ+12Vリチウムイオンバッテリーの
マイルドハイブリッドもラインナップするそうで、
6MTも選べるほか156hpには4WD仕様も設定するとのことです。
何だか口数ばかりで言葉の足りねー電気仕掛けのポンコツ評論に合った車らしいね。
オイラこの類の発電式のディーゼル機関車の故障で大学の卒業式遅刻したんですよw
記事の内容が全然理解できず、コメントを読んで正しく理解(というか理解してた事の再確認)が出来ました。この記事、混乱する。
>これで日産はコンパクトカー「ノート」サイズのクルマから、車重1600kg級のミニバン「セレナ」やエクストレイルくらいまでのクルマをe-POWERでカバー出来る。
セレナe-powerは、無かったことになってますねw
現行のセレナe-power(1200㏄)は、明らかに手抜きで、パワー不足ですよね。まさか、ノートと同じシステムをもってくるとは思わなかった。1200㏄のミニバンなんて。。。
その辺は、三菱はよくわかっていて、アウトランダーPHEVの前モデルで2000㏄の直結付きシリーズハイブリッド(e-powerと同じ)でしたが、現行モデルで2400㏄に排気量アップしましたからね。