軽トラにとって最大の脅威!? 「タジマジャイアンピックアップトラック」の持つポテンシャルとは
タジマEVが販売している超小型モビリティのEVトラック「タジマジャイアンピックアップトラック」は、軽トラックの脅威となりうるのでしょうか。
軽トラの代替となる? 「タジマジャイアンピックアップトラック」
近年、世界的にクルマの電動化の重要性が叫ばれるなか、軽乗用車や軽トラックをはじめとした地域の足となるクルマの電動化をどのように進めるのかが課題となっています。
一部報道ではダイハツは2021年度中にフルハイブリッドの軽自動車を発売するとしていますが、価格設定がどのようになるのかも注目されているところです。
そんななか、タジマEVが販売している超小型モビリティのEVトラック「タジマジャイアンピックアップトラック」があるというのですが、いったいどんなモデルなのでしょうか。

トヨタが2020年12月に発表した新型「シーポッド」と同じ超小型モビリティに分類されるタジマジャイアンピックアップトラックは、現在2020年8月に発表された2020年モデルが販売されています。
実際に、タジマジャイアンピックアップトラックのスペックを見ると、耐荷重は250キロで満充電航続距離は130キロメートルです。
軽トラックとスペックを比較すると、耐荷重に関しては軽トラックの350キロには及ばないものの、ヘビーユースするユーザーでなければ十分な性能といえます。
長距離移動をしない軽トラックユーザーであれば、航続距離も問題にはならないという場合も多そうです。
また車両価格も注目されるポイントですが、タジマジャイアンピックアップトラックは消費税抜の車両価格で155万円に設定されています。
これはスズキ「キャリイ」シリーズやダイハツ「ハイゼットトラック」シリーズの上級グレードと比べて40万円から50万円高の価格差に収まる設定で、今後の市場の動向によっては軽トラック市場への脅威となることも予想されます。
※ ※ ※
2021年2月16日に出光興産は、タジマモーターの関連会社であるタジマEVに出資をおこない、同年4月にタジマEVの商号を変更して「株式会社出光タジマEV」(以下、出光タジマEV)を設立すると発表しました。
出光タジマEVでは超小型EVなどの次世代モビリティおよびサービスの開発をおこなうといい、全国6400か所の出光系列SSネットワークも活用されるということです。
これまでタジマEVが手掛けてきたタジマジャイアンピックアップトラックが、新会社でどのような展開を見せるのか注目されます。
Writer: くるまのニュース編集部
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