なぜ車好きから熱視線!? パワーはないけど「軽トラック」が楽しいといわれるワケ
小回りが利き積載性にも優れた「軽トラック」ですが、クルマ好きからは「走りが楽しい」と評判です。パワフルなエンジンを搭載しているわけではないのに、なぜなのでしょうか。
日本独自の「軽トラ」が海外ユーザーからも人気!?
引っ越しでレンタカーを借りたり、ホームセンターで大きなものを買ったときに運搬用の車両として「軽トラック(軽トラ)」に乗ったとき、多くの人が「軽トラは楽しい!」と思うのではないでしょうか。
軽トラといえば働く軽自動車の代表格であり、日本国内はもちろん、現在では海外のユーザーからも熱視線を集める車種です。
しかしながら、お世辞にも動力性能に優れているわけではない軽トラが、なぜ運転して楽しいと感じるのでしょうか。
そもそも軽トラは、現在新車で購入できるモデルのなかでも、もっとも安価な部類に入る車種であり、未だにエアコンやパワステが装備されないグレードが用意されています。
ちなみに同じく働く軽自動車である軽ワンボックスバンは、もっともベーシックなグレードでもエアコン、パワステは標準装備。
この理由ですが、軽トラは農家のユーザーにも選ばれることが多く、自宅の車庫から目の前の畑までの移動や収穫した農作物を運ぶという限定的な使い方がされることもあり、なるべく車両本体価格を抑えたいと考える人に配慮した設定となっているのです。
最上級グレードなどには安全装備などが備わっていますが、低価格を追求したグレードでは当然ながらそれ以外の装備も必要最低限のものとなっており、圧倒的に軽量なボディに仕上がっています。
どのくらい軽量なのかというと、ダイハツ「ハイゼット」の軽ワンボックスバンである「ハイゼットカーゴ」のもっとも軽量なグレードが910kgなのに対し、軽トラである「ハイゼットトラック」の最軽量グレードは740kgと、170kgも軽い計算となります。
同じエンジンを搭載していながら170kgもの軽量化を果たしているのであれば、軽トラはよりダイレクトに運転を楽しむことができるというわけです。
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