新車時9800万円! スペイン発スパニアGTAはキワモノスーパーカーだ!
新車価格9800万円の「スパーノ」にプレ値がつくか要注目!
スパニアGTAは、デビュー時には99台のスパーノを限定生産する計画を発表しているが、現在までに生産されたのは12台にとどまっている。
●2015 スパニアGTA「スパーノ」
カーボンやチタン、あるいはケブラーを使用した軽量なモノコックは、重量がわずかに80kgと軽量なもので、それにカーボンとケブラーのボディを組み合わせ、車重はわずか1450kgに抑えられている。
リアミッドに搭載されるエンジンは、クライスラーがバイパーに搭載するために開発した7.9リッターV型10気筒で、そのチューニングはミシガン州プリマスのイルモア・レーシングに委ねられていた。
その後このエンジンは、2015年に8.3リッター仕様へと改められ、最高出力900psにまでチューニングされ、同年のジュネーブ・ショーに出品された。この仕様のスパーノは、現在までに2台が生産されているが、そのうちの1台はクラッシュテストに使用され、現存するのは1台のみだ。
その残された1台こそが、RMサザビーズのパリ・オークションに出品される個体である。
ジュネーブ・ショーの時点では、ボディカラーは鮮烈なホワイトだったが、その後、購入したカスタマーのリクエストによりマットグレーのボディカラーにリペイントされ、ボディセンターなどに赤とシルバーのアクセントカラーが施されている。
走行距離は約8500km。参考までにスパーノの新車価格は日本円にして約9800万円であった。スパーノはまだ生産枠が残っているだけに、オークション市場がどのような反応を見せるのか、実に興味深いところである。
1 2
コメント
本コメント欄は、記事に対して個々人の意見や考えを述べたり、ユーザー同士での健全な意見交換を目的としております。マナーや法令・プライバシーに配慮をしコメントするようにお願いいたします。 なお、不適切な内容や表現であると判断した投稿は削除する場合がございます。