なぜ発売半年後に販売増? スズキ「ハスラー」コロナ禍以降に好調だった理由とは

2代目ハスラー、ユーザーの反応はどう?

 ハスラーが好調な要因として、初代モデルから好評の丸目のヘッドライトと、特徴的なグリル、そしてSUVらしい力強さを前面に出したデザインを踏襲しているところが人気継続のひとつといえます。

 ですが2代目モデルは、初代よりかなり四角さを強調させたことに加え、フェンダーには黒い幅広の樹脂を装着させたことにより、先代の愛らしい姿からワイルド感あるデザインに変化しています。

 とくにエンジンフードを高くしたため、フロントの顔が大きく強調され、迫力さやタフさも強調されているほか最低地上高が180mmというミドルサイズSUV並みという部分もアクティブなユーザーには好まれる要因かもしれません。

 また、室内ではフルフラットにすることが可能な豊富なシートアレンジが採用されており、マットや寝袋を敷いて車中泊を可能とするほか、サーフボードなどの長物も積載できます。

 さらに、後部座席にリクライニング機構を設けるほか、シートには撥水加工され、水に強くそして汚れにも強いことも魅力の部分です。

内装デザインは「ギア感」をイメージ。遊び心や使い勝手が考えられている。
内装デザインは「ギア感」をイメージ。遊び心や使い勝手が考えられている。

 さまざまな要素によって売れている2代目ハスラーですが、ユーザーからどのような反響があるのでしょうか。

 外装デザインについては、「パッと見て先代と変わらないように見えるけど、結構進化して気に入っている」、「先代はフロントの真ん中にシルバー調の加飾があったけど、新型では無くなってボディと同色になったので顔が引き締まっていい感じ」と概ね好評のようです。

 ただし、なかには「フルモデルチェンジなのによく見ないと変わってないのは、せっかく買うので少し物足りない」という声もあるようです。

 また、内装に関しては「オレンジのアクセントがいい感じ」「アウトドア感があって使い勝手も良く良いと思う」「先代はプラスチック感満載だけど、新型はゴツゴツした樹脂が良い」と好評だといえます。

 シートアレンジについては、「リアシートのスライドが荷室からでもストラップで可能になっており利便性がとても良い」「フルフラットは段差も出来ず防水で釣りや車中泊に向いているし、荷室にはシガーソケット完備。素晴らしい」といったように、用途によってさまざまな使い方ができるシートアレンジもユーザーには良い意見が多く見られました。

※ ※ ※

 2代目ハスラーは、2020年1月に登場してコロナ禍の最中でもそのパッケージの良さから好調な販売を見せてきました。

 2年目となる2021年にはどのような動向を見せるのか、軽SUVの先駆者に注目です。

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Writer: Peacock Blue K.K.

東京・渋谷を拠点とするオンライン・ニュース・エージェンシー。インターネット・ユーザーの興味関心をひくライトな記事を中心に、独自の取材ネットワークを活用した新車スクープ記事、ビジネスコラム、海外現地取材記事など、年間約5000本のコンテンツを配信中。2017年創業。

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