なぜ少数派の「青」が人気色になった? 日産カスタムカー「AUTECH」が青にこだわる訳とは
内外装には海をモチーフにしたデザインも
AUTECHブランドが展開するモデルの内外装には、オーテックブルーはもちろん、海からインスピレーションを得たデザインも取り入れられています。
外観では、フロントグリルやバンパーのフィニッシャーに使用されるクロームドット加飾は、湘南の海のきらめきをモチーフとし、ボディ下端部に配される金属調シルバーパーツも、湘南の海の白波からヒントを得たゆらぎをテーマとしたデザインを採用。
クルマを低重心で安定してスポーティに見せる効果を狙っています。
専用ホイールは細部まで手が込んだ処理を施しており、ブランドとしての一貫性と独自性、車種のキャラクターを際立たせました。
さらに内装は、上質な素材で仕立てたエレガントな空間を実現しつつ、車種ごとに使う部位は違うものの、オーテックブルーや波の模様を取り入れています。
シートのキルティングやエンボス加工、木目フィニッシャーに緻密な技で立体感を出したり、素材の光沢感や躍動感を出すような演出として、湘南の海からインスパイアを受けた、広がる波のようなモチーフにして、ダイナミックでリズムがあるようなデザインを採用しました。
ステッチの縫製にもこだわり、上質な素材を使って匠が仕立てたような雰囲気を演出するため、糸の影や陰影までデザイナーが計算しています。それによって上質で個性的でエレガントなインテリアを実現しています。
ひと味違ったプレミアム感を感じられるAUTECHブランドですが、購入者の特徴として上級モデルから乗り換える人が多いことがあげられます。
エクストレイルAUTECHやセレナAUTECHは上級車種や高級セダンからのダウンサイジング、ノートAUTECHやリーフAUTECHではBMWやプジョー、フォルクスワーゲンといった輸入車からの乗り換えが多いとのこと。
クルマに高級感を求めるユーザーにとって、細部にまでこだわりが感じられるAUTECHブランドの質感の高さが決め手となるようです。
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AUTECHブランドは、走行性能にもこだわっており、街乗りからロングドライブまで、シーンに応じてリニアで楽しいスポーティさと余裕や安定感を感じる1クラス上の走行性能を目指しています。
現在、セレナAUTECHに走り系の「スポーツスペック」が設定されており、ガソリン車のみならず、2020年8月に「e-POWER」仕様も追加されました。
専用サスペンションやボディ補強、専用コンピューターなどのチューニングをおこなうことで、優れた高速安定性と上質な乗り心地の両立に加えて、心地よい加速フィーリングを実現。
e-POWERの特性に合わせて徹底的に見直すことで、e-POWER仕様ならではの気持ちのいい走りにさらに磨きをかけました。
2021年には、前出の7車種に加え、8車種目となるAUTCHブランドのモデルが投入予定だといい、今後の展開から目が離せません。
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