驚愕の940万円! 国産なら余裕で新車が買えるフェラーリのキッズカーとは?
中古フェラーリなら実車も買える驚愕のお値段!
330P2ジュニアは、まさしく実車のスケールダウン版と呼ぶに相応しいチルドレンカーだ。
リアに搭載されるエンジンは、2.5ps仕様のホンダ製で、1989年3月23日に完成し、スイスの会社に販売された記録が残っている。
コンディションは内外装、そして機関ともに新車時に近い状態だ。オークションでもこのモデルには人気が集まり、結果的に落札価格は3万3600ドル(邦貨換算約350万円)に落ち着いている。
●フェラーリ「180テスタロッサ・チルドンカー」
さらに驚くべき落札価格を記録したのは、モデナ・フェラーリナ・イタリアがプロデュースした「250テスタロッサ」のチルドレンカーだ。
数多くの魅力的な戦績をフェラーリに捧げた250テスタロッサだが、そのなかでも特別なシーズンをあげるとするならば、1958年シーズンということになるのではないだろうか。
ル・マン24時間レースで総合優勝を飾ったことは、その多くの栄光の一例にすぎない。
モデナ・フェラーリナ・イタリアによって、それからほぼ同時期に製作された250テスタロッサのスケールダウン版である「180テスタロッサ・チルドレンカー」は、ベース車のキャラクターと美貌のすべてを受け継いでおり、ハンドメイドのスチールボディは、子供がドライブするには十分に軽量である。
パワーユニットは0.3ps=180Wの12V電気モーター。当時このモデルは25台が生産され、ニューヨークのフェラーリ・ディーラー、ルイジ・キネッティ・モータースに、その全車が納入された。つまり、正規ディーラーで販売されているため、チルドレンカーといえどもその出自はお墨付きなのである。
現存しているモデルはわずかに6台とされ、その希少価値もオークションでは大きく影響した。
落札価格は、9万ドル(邦貨換算約940万円)。チルドレンカーとしては驚くべき高価格での落札となった。
ちなみに、実車の250テスタロッサがオークションに登場することはめったにないが、2009年にRMサザビーズで落札されたときは、902万ドル(邦貨換算約9億200万円)という、当時驚愕のプライスであった。実車の価値とヒストリーのあるチルドレンカーの価値は比例しているのかもしれない。
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